弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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築3年なのに、外壁にひび割れや基礎の立ち上がりに水染みが生じた。

事例番号(新築住宅):2

Q:  築3年の木造住宅ですが、外壁にひび割れが生じ始め、現在、ヘアクラック以上のひび割れが多数生じています。施工業者は経年劣化だと説明していますが、納得できません。
また、雨が降ると玄関脇の基礎の立ち上がりで水染みが生じます。このため、施工業者が玄関脇の基礎のひび割れにシーリング工事を施工しましたが、効果がありません。
今後、施工業者とどのように交渉すれば良いでしょうか。
A: 【弁護士の助言】
ご相談の内容から、築3年の外壁のひび割れとしては単なる経年劣化ではなく構造耐力が耐久性に影響を及ぼす恐れのあるものと考えられます。基礎の立ち上がりの水染みについても構造耐力が耐久性に影響を及ぼす恐れを否定できません。構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の瑕疵が問題となる新築住宅のトラブルと考えられますが、この場合、住宅品確法第94条により瑕疵担保責任期間は10年とされています。
今後は、相談を担当した建築士が助言するとおり、第三者である建築士等の専門家に外壁や基礎のひび割れの状況やその原因について調査を依頼し、その結果を踏まえて施工業者と交渉することをお勧めします。なお、施工業者との協議が不調の場合は、住宅紛争審査会による住宅紛争処理を申請することが考えられます。
A: 【建築士の助言】
この不具合は、いずれも建物の構造耐力や耐久性に重大な影響を及ぼす部分を含んでいることが考えられますから、その原因を把握した上で適切な補修方法を検討する必要があります。
施工業者による調査や補修に納得がいかない様であれば、第三者である建築士等の専門家に依頼して、不具合の状況や原因に関する調査を実施することをお勧めします。

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