弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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雨漏りのリフォーム後、1年以内に再び雨漏りが発生したが、施工業者が対応してくれない。

事例番号(リフォーム):5

Q:  築10年の住宅に雨漏りが発生したので、屋上陸屋根の歩行用シート防水の上に塗膜防水、天窓の雨漏りの補修及び外壁・鉄部塗装を行いました。しかし、工事完了から1年近く経過した頃から、屋上の大部分で水疱が発生し、また、天窓から雨漏りが発生しました。
施工業者は、電話をかければ一応来ますが、補修する気配はありません。
今後どのように交渉を進めたら良いでしょうか。
A: 【弁護士の助言】
先ず、契約書上の瑕疵担保責任期間がいつまでなのか、また業者によってはアフターサービスの内容を定めているケースもありますので、その内容を含めて確認をしてください。もし契約書を交わしていない場合にはクーリング・オフを行使できる可能性もあります。その点は弁護士に相談されると良いと思います。
それ以外に業者に対して工事を促す場合には、回答期限を定めて、以下の内容を書面で申し入れをすると良いでしょう。
(1) 専門家による調査を行い、不具合(屋上の水泡、天窓からの漏水)の原因を明らかにする。
(2) 不具合に対する具体的な補修対策を提示する。
(3) 補修工事の工期を示す。
そして、回答結果を見て、今後の対応を判断した方がよいでしょう。リフォーム業者が不具合の補修をしない様であれば別業者に施工してもらい、その費用を請求する方法も考えられます。
A: 【建築士の助言】
屋上防水工事については、実際に漏水しているわけではありませんが、原因を明らかにして対策を講じないと、同じことの繰り返しになるため、施工業者に有効な対策を提示させる必要があります。
天窓からの漏水については、有効な補修工事であった可能性は高いと思います。しかし、漏水が収まっておらず、当初の目的が達成されていないことは明らかなので、原因の特定と対策の提示をリフォーム業者に求める必要があります。
リフォーム業者が適切な対応をしない場合には、第三者である建築士等の専門家に調査を依頼し、その結果をふまえてリフォーム業者と交渉を進めることも一つの方法です。

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