弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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北側隣接地に建設された住宅が事前に受けた説明と異なる。

事例番号(新築住宅):5

Q:  (開発・施工業者から)建築条件付きの宅地を購入したお客様と設計の打合せをしていた際、当社が販売した北側隣接地に建設される住宅について質問を受けました。その時点では、当該住宅の設計の話は進んでいませんでしたので、建築士の経験から想定できる範囲でのお話をしました。
その後、北側隣接地の住宅が完成したところ、説明していなかったバルコニーが設置され、眺望を阻害するため、当該住宅のバルコニーを撤去することをお客様から要求されています。この要求に従わなければならないのでしょうか。
なお、お客様は、施工ミスの補修がなかなか進まないことにも不満をお持ちのようです。
A: 【弁護士の助言】
隣地建物の説明については、質問を受けた時点で設計内容が決まっていれば、日照、眺望を判断する上で必要な範囲で説明すべきであると考えます。本件では、お客様に渡してあったパンフレットにも隣家にバルコニーが付いており、建築士の想定に基づく発言がお客様に特に誤解を与えたものではないようですから、バルコニーを撤去する義務があるとは考えにくいです。
A: 【建築士の助言】
相談者からの補足説明を聞くと、北側隣接住戸のバルコニーの問題だけではなく、お客様の不満への対応に問題があると考えられます。お客様が不満に思っている不具合の補修に適正・迅速に対応し、信頼を回復するように努力してください。

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