弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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床暖房を設置したが暖かくならない。

事例番号(新築住宅):10

Q:  新築注文住宅に蓄熱式床暖房を設置しましたが、ほとんど効果がありません。
床暖房メーカーが床表面温度を測定したところ26℃であり、商品として問題がないとのことです。また、施工業者が連れてきた電気業者は施工には問題がないと言います。住宅会社もエアコンを取り付けると言うばかりです。
床暖房が効かないのは事実であり、補修されないのは納得できません。
今後、どのように交渉したら良いでしょうか。
A: 【弁護士の助言】
相談者が主張する暖房能力に関する瑕疵が存在するという根拠については、まず設計段階で床暖房を設置する判断をする際に、施工業者からその効果についてどのような説明があったのかがポイントになります。その上で、相談を担当した建築士の説明のとおり第三者である建築士等の専門家の調査で、設計段階で説明のあった性能が確保されているのかどうかを明らかにし、それに基づいて施工業者と交渉することをおすすめします。それでも交渉がうまくいかなければ、住宅紛争審査会による住宅紛争処理の申請をすることをおすすめします。
A: 【建築士の助言】
不具合の原因を特定するための情報として、仕上げ材種と床暖房発熱体及び下地関係などの施工方法と現状の測定環境を示す情報が不足しています。第三者である建築士等の専門家に床暖房による暖房効果の実態や効果がないと感じる原因等について調査を依頼して、その調査結果を踏まえて、施工業者と交渉を進めることをおすすめします。

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