弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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新築マンションの買主から、多数の箇所の補修と慰謝料を求められている

事例番号(新築住宅):15

Q:  (売主である宅建業者から)新築マンションを購入した買主から、クロスの傷、汚れなど400項目にわたる指摘があり、補修と慰謝料を求められています。大部分は補修済みですが、既に補修した部分についても買主は納得してくれません。また、第三者である建築士に調査を依頼することを提案しましたが、買主は受け容れません。買主は既に入居しており、残金の支払いなど紛争となることが予想されます。今後、どのように買主と話し合い、解決していけばよいのでしょうか。
A: 【弁護士の助言】
本件は、売り主として補修の必要な箇所や補修内容について他の事例を例に挙げる等して明確に説明したうえで買い主の理解を得られるよう説明してみてはいかがでしょうか。
当事者間の話し合いが難しいようなら、住宅紛争審査会の住宅紛争処理の利用をすることも一つの方法です。売主としての責任を果たした上で、買主の請求について客観的な立場での対応を求めるとよいでしょう。 
A: 【建築士の助言】
売主としては、残工事の項目や工事方法、実施日程等を買主側に説明し理解をしてもらえるよう、もう少し話し合いを継続してみてはいかがでしょうか。それでも買主が納得せず、過大な慰謝料等を請求するようであれば、今まで実施した部分の補修工事項目、実施内容、工事費用(見積り等)、補修前及び補修後の状況写真などの資料をきちんと収集、整理した上で住宅紛争審査会による住宅紛争処理を申し立てて建築専門家を含めた審査会委員の判断を仰いでも良いかと考えます。

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