弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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契約時に要望していた駐車スペースが確保されていない

事例番号(新築住宅):18

Q:  木造戸建住宅の引渡しを受けましたが、契約時に要望していた駐車スペースが確保されておらず、自動車を駐車することができませんでした。施工業者から、隣地境界のブロック塀を一部取り壊し、駐車スペースを広げる提案がありました。今後どのように解決していけばよいでしょうか。
A: 【弁護士の助言】
注文どおりに駐車スペースを確保されなかったことは契約違反であり、施工業者に対して無償での補修請求ができます。要求しても補修しない場合は、他の業者に補修させた上で、その代金を損害賠償として請求することも可能ですが、一端工事をした業者には立替払いすることになるでしょう。交渉が不調の場合は、住宅紛争審査会による住宅紛争処理を申請し、解決を図ることも一つの方法です。
なお、ブロック塀の取り壊しに関しては、隣家の方とよく話し合ってください。
A: 【建築士の助言】
施工業者が相談者の要望と異なる設計をしていることから、契約違反ではないかと思われます。駐車スペースを確保するためには、(1)隣家の方と十分協議をしてブロック塀を一部取り壊すか、(2)柱及び外壁を後退させる等の方法が考えられます。(2)の方法は、費用と構造の安全性等の問題を十分検討する必要がありますので、第三者である建築士等の専門家に調査等を依頼することをおすすめします。

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