弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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豪雨時にマンション1階住戸に排水不良が生じる

事例番号(新築住宅):23

Q:  新築マンションの1階住戸で、豪雨時に便器からボコボコと音がしたと同時に、汚水と洗濯機からの排水が洗濯機防水パンの排水口から洗面所などの床にあふれ出てきました。売主に指摘すると、担当者と施工業者が調査に訪れました。 売主は不具合発生の原因について、この地域において想定される降水量を超えたためだとして、補修に応じられないと言います。売主に共用排水管の改善要求をすることはできるのでしょうか。
A: 【弁護士の助言】
近隣で同じ現象が起きていない場合は、当該マンションの構造的欠陥の可能性があります。根本的な解決のため、原因の調査と補修方法等を慎重に検討し、適切に対処する必要があります。
なお、排水設備に欠陥があった場合には、床の汚損などは証拠を写真等に残したうえで補修し、その費用を損害賠償として求めることが考えられます。
売主との交渉がうまくいかない場合、第三者である弁護士や建築士が紛争解決の手助けをする住宅紛争審査会の紛争処理を申請することをおすすめします。
A: 【建築士の助言】
公共下水道と住戸からの設備配管の施工(勾配や高さ)が適正であるかを調べる必要があります。売り主との交渉の前に、第三者である建築士等の専門家に依頼して、不具合の状況や原因に関する調査を実施することをおすすめします。なお、排水設備は共用部分であるため、管理組合として対応する必要があります。

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