弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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タイル製造業者の施工要領書と異なる仕様で外壁タイル張り工事が行なわれた

事例番号(新築住宅):24

Q:  新築の外壁全面のタイル張り工事を行いました。施工業者はタイル製造業者の施工要領書と異なる方法で外壁のタイル張り工事を行い、現場担当者は施工要領書の存在を知らなかったと言っていました。
施工業者にタイルの全面張替えを要求しましたが、全面張替えをするには、外壁の一部を壊す必要があるという理由で拒否されました。全面張替えを要求することは可能でしょうか。
A: 【弁護士の助言】
タイル製造業者の施工要領書と実際の外壁タイル張り工事の施工方法を比べると、要領書に違反した施工が行われたことがわかります。そこで施工要領書の内容に従って工事をしていないことが具体的にどのような影響を与えるかが問題となります。
外壁タイルの不具合によって、タイルの破損、タイルの落下、美観上の問題が生じるのであれば、瑕疵であり、施工業者に対して全面張替えを含めた補修工事を要求する交渉をするべきです。
交渉がうまくいかない場合は、住宅紛争審査会の紛争処理を利用することも、ひとつの方法です。
A: 【建築士の助言】
現況写真を見ると、現状ではタイルの浮き、割れは発生していませんが、目地幅の不揃いが目立ちます。タイル製造業者の施工要領書に準拠した施工を行っていないと言うことですので、将来、タイルの浮き、ひび割れ、剥離が懸念されます。
施工業者に、タイルの亀裂、剥離等が発生した場合の保証内容を明記した書面を出してもらうように交渉することをおすすめします。

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