弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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洗濯機の排水時に排水口から排水が溢れる

事例番号(新築住宅):25

Q:  1年前に購入したマンションで、洗濯機の排水時に排水口から水が溢れてしまいます。調査に来た建設会社は、ファイバースコープを使い、排水管内の調査や水を流し入れる実験を行い、洗剤の使い過ぎが原因であると言い、補修などの対応をしてくれません。洗濯機廻りの床は、漏水で腐食してしまいました。今後どのように交渉したらよいでしょうか。
A: 【弁護士の助言】
建設会社はファイバースコープを用いた調査などを行ったとのことですので、傾斜も含め排水管の不備である可能性は低いと思われます。相談を担当した建築士が言うように、トラップの継手部分を点検するのがよいでしょう。乾燥機付き洗濯機の糸くずなどがトラップの継手部分等に詰まっている場合は、売主や建設会社に対し責任は問えない場合があります。
この部分は住宅品確法の「雨水の浸入を防止する部分」には該当しません。加入している火災保険の特約により、腐食した床の工事代金は出るとのことですので、火災保険の保険金等で補修することをおすすめします。
A: 【建築士の助言】
排水管の状況、洗濯機の使用方法、これまでの経過によると、防水パンのトラップと、床下排水管の接続部分に問題がある可能性があります。また、乾燥機付きの洗濯機の糸くずが原因で、同種の事故が起きることがあります。防水パンとトラップを外してみて、排水管の接続状況や糸くずの詰まりを調べた上で、排水不良の原因に応じた措置を検討することをおすすめします。

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