弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

その他の事例はこちら

新築引渡し直後より、内壁漆喰のひび割れが繰り返し生じている

事例番号(新築住宅):28

Q:  新築引渡し後、内壁の各所に長方形のひび割れが生じ始めました。 施工業者に補修を依頼すると、下地の収縮が原因のため、収縮が落ち着いたら手直しをするとのことで、半年後に補修工事を行いました。さらに半年後、同じ箇所で再度同様のひび割れが生じ、手直しをしましたが、時間が経つと再びひび割れが生じます。施工業者は壁材の漆喰が呼吸するから剥がれると言い、今後の補修は有償になると言い出しました。ひび割れの補修費用は自分で負担しなければならないのでしょうか。施工業者に根本的な補修を求めるにはどうすればよいでしょう。
A: 【弁護士の助言】
ひび割れの原因が下地材の施工ミスなのか漆喰特有の現象なのかについて、施工業者がきちんと説明すべきですが、専門家からも意見を聞いてみるべきでしょう。仮に、下地処理等の施工ミスがあるとすれば、施工業者に対する、補修もしくは損害賠償の請求が認められる可能性があります。施工業者に根本原因の調査と対策工事の報告を、書面で求めてみてはいかがでしょうか。その際は、配達証明付の書面で、期限を明記して施工業者に要請するとよいでしょう。
A: 【建築士の助言】
施工業者は、ひび割れの原因が仕上げ材(自然素材)の特徴と言っていますが、仕上げ材が原因であれば、壁全体にひび割れが生じます。下地ボードの継ぎ目箇所にひび割れが生じていることから、下地ボードの継ぎ目処理が原因と考えられます。施工業者に対し補修方法について、再度確認する必要があるでしょう。
第三者である建築士等の専門家に依頼して、不具合の状況や原因に関する調査を実施することも一つの方法です。

<< 戻る

ページのTOPへ