弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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屋根の塗装と太陽光パネル設置の工事後、屋根葺材が割れていた

事例番号(リフォーム):21

Q:  1年半前に、築20年の戸建て住宅を購入し、リフォーム工事を行いました。屋根と外壁を再塗装して、屋根上に太陽光パネルを設置するリフォーム工事でした。リフォーム工事の完了後1年目の点検の際に、点検をしたリフォーム業者から屋根葺材のうち28枚が割れていると報告を受けました。リフォーム業者は、施工時の非を認めましたが、「雨漏りはしない」と言い、シーリング材による補修後に10年保証してもらうことになりました。その後あらためて考えると、必要かつ適切な補修工事とは認めがたいと考えています。屋根材の葺替えを求めることは可能でしょうか。
A: 【弁護士の助言】
本件は、屋根塗装に伴い、施工の過程で屋根葺材を破損したという事案です。
リフォーム業者は責任を認め、シーリング材の充填補修と併せて今後10年間の雨漏りによる補修責任を認めていますが、これで充分なのか、屋根材の葺替えが必要なのかについては建築の専門家の意見を求めるとよいでしょう。
A: 【建築士の助言】
屋根葺材が割れた最大の原因は、リフォーム工事による屋根塗装の際に、不適切な施工が行われたことと考えられます。しかし、築年数から見て、屋根材自体の劣化が原因である可能性も否定できません。
補修工事後に雨漏りが生じた場合、今回補修部分に起因するものかどうかが問題となる可能性がありますので、雨漏りの補修工事の内容や今後の保証内容等について細かく定めて文書にしておく必要があります。

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