住まいるダイヤルで受け付けた電話相談のなかから、消費者の皆様に参考となる相談事例を紹介したものです。

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マンションの管理会社から排水管の更生工事の提案があった。全取替えしたほうがよいのではないか。

相談ID:675

Q:  築23年RC造6階建てのマンションの区分所有者です。
現在マンションの大規模修繕を検討しており、マンションの管理会社から、各戸の横引き排水管更生工事を提案されました。
管理会社から提示された工事は、排水管の洗浄後に管の内部に樹脂を流し込む工法です。見積書によると工事の期間は2日で、排水管内面の保証は10年ですが、外部からの錆による漏水については保証がないそうです。工事見積金額は800万円で予備費が150万円でした。予備費は工事中に漏水があった場合の部分補修費用と説明を受けました。予備費は必要なものなのでしょうか。また、変えるなら配管をすべて取替えたほうがよいと思うのですがどうしたらよいでしょうか。
A: 今回提案された工法は樹脂ライニング工法と思われます。この工法は配管の内側を樹脂塗料でコーティングすることにより配管内部を更生する工法です。工事の前にまず汚れや錆等で細くなった配管の内径を高圧洗浄や研磨剤で磨き、洗浄します。その際、内面を削るので配管の残存厚さが足りない場合、漏水が起こる可能性もありますので、そのための予備費であると考えられます。
一方、全ての横引き管を取替えるには、横引き管の入っている床、または天井を一旦撤去してから配管を取替えて、仕上げ材を復旧することとなり、樹脂ライニング工法の工事費を比較すると数十倍以上になることもあり、相当の価格差となる可能性があります。また、住みながらの工事が難しく施工期間もかかります。どちらの方法を選択するかは、配管の劣化状況、工事費や居住者の負担、工期、保証期間等を検討し判断するとよいでしょう。
なお工事の見積もりに関しては1社だけでなく相見積もりをとることも検討してみてください。

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