弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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フローリング張替工事により床に傾斜が生じ、巾木と接する部分に隙間ができた

事例番号(リフォーム):23

Q:  築38年の木造住宅で、床のフローリング張替工事をリフォーム業者に依頼しました。 工事後に床に傾斜が生じ、巾木と接する部分に隙間ができてしまいました。工事を依頼する際に、リフォーム業者は「重ね張りする」と言っていましたが、傾斜があることを前提とする工事を依頼したつもりはありません。今後の補修についてどのように進めればよいでしょうか。
A: 【弁護士の助言】
既存床を前提に、フローリングを上張りする場合、既存床がもともと傾斜していれば、床の調整作業が実施される場合もあるにせよ、限界があり、その傾斜を引きずることはやむを得ず、法的に瑕疵と評価されない可能性もあると思われます。見積書を見る限り、既存床を下地から解体撤去し、床組、下地を新規に作り仕上げを行う契約になっているとは判断しがたく、本件では、既存床上張りが契約内容と判断される可能性が高いように思えます。そのため、「既存床には傾斜があるので、この傾斜を解消すること」を要望として伝えていたか、リフォーム業者がそれに応諾したか、という点を確認する必要があります。この点が契約内容に含まれていれば、補修請求できる可能性が生じます。
A: 【建築士の助言】
床の傾斜の補修方法としては、根本的には、その部分を解体して床組から作り直すことが考えられます。部分的な対応方法としては、当該部分について床下の状況を確認し、調整を行うなどの方法も考えられます。
巾木の補修方法としては、既存の巾木を剥がし、既存のものよりも幅の広い巾木を設置し(これにより剥がした部分の汚れ等が隠れる)、隙間を充填する方法などが考えられます。

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