弁護士会と連携して実施している専門家相談(弁護士と建築士による対面相談)のなかから、消費者の皆様に参考となる相 談事例を紹介したものです。

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リフォーム工事で業者が床暖房を傷つけたため補修をしてもらったが、温水パイプに継ぎ目ができてしまった

事例番号(リフォーム):26

Q:  新築マンション購入後、間仕切り変更をともなうリフォーム工事を行いました。その際、リフォーム業者が床暖房の温水パイプの配管を傷つけてしまい、水が噴き出てきました。リフォーム業者は補修を行いましたが、その際にフローリングの繋ぎ目部分を切ってしまい、床暖房がフローリングの繋ぎ目部分からみえてしまっています。
また、元々継ぎ目のない配管に継ぎ目ができたため、将来漏水しないか心配です。新築を購入したのにこのような心配事があることに納得ができません。リフォーム業者に何か要求できるのでしょうか。
A: 【弁護士の助言】
温水パイプの補修方法として標準的な工事ということであれば、一応の補修はしたことになり、床のフローリングの全面張り替えまでの請求は困難であると思われます。
新築マンションということですが、この補修方法によって価格が低下するかどうかは疑問があります。ただし美観の問題は考えられます。一定限度隙間が生じていても、機能上支障がないのであれば問題となる可能性は少なく、軽微ないしは受忍限度内と考えられ、損害賠償請求は困難である可能性が高いと思われます。
A: 【建築士の助言】
床暖房の温水パイプの補修方法は2通りあります。一つは今回の補修方法のように、傷ついたパイプを切り取り、間にジョイントするパイプをはさみ、バンドで締める方法です。もう一つは傷ついたパイプの部分の床暖房パネルユニットを交換する方法です。今回行った補修方法であっても、床暖房機器メーカーの保証がなされるということですで、補修方法は正当であると思われます。
また、フローリングの繋ぎ目のサネ部分を切ってしまった為、床暖房がフローリングの隙間からみえて美観上よくないとの事ですが、機能上は支障はなく補修としては特に問題はないと思われます。

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