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マンションドアのずさんな鍵取替え工事

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ご相談内容

相談年月:2000年7月

約30世帯が入居している築5年のマンションに住んでいます。
最近、空き巣にはいられたため、ドアに鍵をもうひとつ付けることにしました。4戸が鍵を増やす希望を出し、管理会社の紹介による業者に鍵を取り付けてもらいました。
しかし、この業者の工事が雑で、ドアにへこみが発生し、ドア枠もけずられました。外から見ても大変みっともない状態です。知り合いの工務店の社員に見てもらったら、「これはひどい。プロの仕事ではない」と言われました。このままではわが家の資産価値が落ちてしまいます。
業者は、「訴えてもいいです」「工事費を返すので領収書を返してほしい」などと言います。
管理会社は、「ドアごと取り替えるという方法もある」と言いますが、どうしたらいいのでしょうか。その際の費用は業者に払わせたいです。

回答

施工業者との間には請負契約が成立していますので、施工業者の工事が雑であることが原因であるのであれば、債務不履行責任や瑕疵担保責任を問うことができます。
瑕疵担保責任として補修を求めることや、他の業者に補修してもらった費用を損害賠償請求することが可能です。
マンションのドアを取り替えるという方法も可能ですが、通常の補修が可能である場合には取り替え費用まで請求することは難しいです。
また、マンションのドアは通常の管理規約によれば鍵と内側が専有部分とされています。マンションの規約を確認してもらう必要がありますが、ドアが共有部分であれば、管理組合の了解なく勝手に取り替えることはできませんのでご注意ください。

※民法改正により、2020年4月以降に締結された請負契約については、瑕疵担保責任から契約不適合責任(請負人が契約の内容に適合しない仕事の目的物を注文者に引き渡した場合に生じる責任)に代わりました(民法559条、562条)。

相談ID:164

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