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階が鉄骨造、2階・3階が木造の住宅で、1階の鉄骨柱が傾斜している

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ご相談内容

相談年月:2001年7月

(施工業者から)現在3階建ての住宅を建築中で、当社は基礎部分と1階の鉄骨造部分を施工し、その上の2・3階は木造在来の住宅を他の業者が施工することになっています。当社施工の鉄骨柱(200×200)が一部傾いています。一本は3100mmの高さに対して5mm、その他は3mm程度です。
住宅品確法74条に基づく技術的基準で傾斜の基準が示されていますが、この傾斜では安全だと考えてよいのでしょうか。また、住宅品確法で技術的基準が示されていますが、その数値以下であれば問題ないと言えるのでしょうか。

回答

住宅品確法第74条における技術基準は、指定住宅紛争処理機関における紛争処理の参考材料となるもので、他の住宅に一般的に適用されるものではありません。
分離発注の1階部分の柱が3100mmの高さに対して5mmほど傾いている問題については、住宅品確法第74条に基づく技術的基準のレベル1に該当するから安全とは一概には言えません。1階の柱は2・3階の木造部分の荷重を一身に受けることになります。上部構造を支えるために鉄骨の支柱が現状より傾く可能性があるでしょう。
住宅品確法第74条に基づく技術的基準とは、不具合事象の発生と構造耐力上主要な部分に瑕疵が存在する可能性との相関関係について定めたもので、レベル1に該当しても構造耐力上主要な部分に瑕疵が存する場合があり、また、レベル3に該当しても、構造耐力上主要な部分に瑕疵が存しない場合もあります。現在、柱の傾斜が判明していて上部構造が未施工であれば、直した方がよいと考えられます。

相談ID:254

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