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売買契約後に、基礎にひび割れがあることがわかった。引渡しを受けてもよいのか迷っている。

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ご相談内容

相談年月:2011年12月

(消費生活センターから)相談者が先月、木造建売住宅の売買契約をしました。1号保険付き住宅のようです。銀行ローンは承諾済で、今月中旬に引渡し予定です。現在は賃貸住宅に住んでおり、今月末に明け渡し予定です。
住宅の売買契約後に、北側基礎立ち上がりにひび割れが4か所あるのを発見しました。ひび割れの向きは垂直方向です。売主は、「乾燥収縮によるひび割れなので、構造上問題はない」と説明していますが、知人の大工と建築士に見てもらったところ、「乾燥収縮ではなく、地盤が沈んでいるためひび割れが起こったのではないか」と指摘されました。
構造上の不安はあるものの、相談者は、契約解除は考えてないようです、引渡しを受けてよいものか迷っているそうです。どのように助言すればよいでしょうか。

回答

ひび割れが構造上の瑕疵であるかどうかを確認する必要があります。
基礎のひび割れは、コンクリートの乾燥収縮によるものと、構造上の問題があるものがあります。現地を見た建築士が言うように、地盤の不同沈下で基礎に想定外の力がかかり、その荷重に耐えられずにひび割れが起こっているのだとすれば、構造上の問題で心配があります。ただ、この場合のひび割れは、荷重がかかる方向に向かって斜めに入ることが多いものです。また、ひび割れの幅が大きく、サビ汁を伴っている場合には、構造上の問題が疑われます。
引渡しを受ける前に、売主に対してひび割れ原因が構造上の不具合か否か、修補を要するかどうか等の調査を求め、それをもとに、判断することをおすすめします。1号保険付き住宅であれば、完成時の保険法人による検査結果を聞いてみるとよいでしょう。
設計者には地盤の地耐力にあった基礎を設計する責任があります。地盤調査書と基礎設計図をもらって、地盤の状況と基礎設計が適切であるか第三者の建築士にチェックしてもらうのも一つの方法です。
 解除を考えていないとのことですが、不同沈下によるひび割れであれば、解除する方向で考えるべきでしょう。乾燥収縮であると分かれば、とりあえず引渡しを受けて住んでみてもよいでしょう。

相談ID:510

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