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太陽光パネル(太陽電池モジュール)を滑り落ちた落雪で、屋外郵便受けが壊れた。売主に責任はないのか。

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ご相談内容

相談年月:2012年1月

1年前に、木造建売住宅の引渡しを受けた。積雪時に、屋根面に当初から設置されている太陽光パネル(太陽電池モジュール)から滑り落ちた雪の塊によって、金属製の郵便受けと自動車のワイパーが破損した。売主に郵便受けの補修を求めたところ、天災による被害なので責任はないと言われた。当地は、年に何回か積雪がある地域なので、落雪箇所に屋外郵便受けを設置したのは設計上の問題ではないか。

回答

太陽光パネルは、表面がガラスでできており滑らかなため、雪が勢いよく落ちる傾向にあり、屋根の軒先から数メートル離れたところまで到達することがあります。また、多雪地域に限らず普段あまり雪が降らない地域での事故も報告されています。
太陽光パネル設置に当たっては、売主は想定される積雪による落雪に対して注意を払って、住宅の配置や屋根の形状を決める必要があります。確かに、天災が原因の事象については法的責任が免除される場合がありますが、雪の落下の全てについては設置業者の責任が免除されるものではなく、落下を防ぐ措置が求められることがあります。具体的には、落雪を前提とした駐車スペース等の配置計画とするか、それができない場合には雪止めを設けることが考えられます。
そこで、まず、住宅会社にどのような考え方で太陽光パネルを設置したのかについて説明を求め、必要な注意を怠ったことが明らかになれば、必要な落雪対策を要求することができると考えられます。

相談ID:533

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