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階段の手すり金物がリコールされた。補修に応じるべきか。

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ご相談内容

相談年月:2012年6月

5年前に、在来工法木造2階建て住宅を新築しました。住宅会社から「階段の手すり用金具(脱着タイプブラケット)に規格から外れた原材料が使用されていたことがわかり、使用状況によっては折れる等の不具合につながることがあるのでリコールを実施する。無償点検と交換工事を行いたい」と連絡があり、自宅に説明にきました。
しかし、我が家の手すりには、特に不具合は生じておらず、工事の手間がかかるのが嫌なので、工事を拒否したいのですが、施主としてリコールを受け入れる義務がありますか。また、拒否すると何か不利益がありますか。

回答

リコールには、法律にもとづいている場合と、企業が自主的に回収を行っている場合があります。いずれの場合でも、消費者には回収等に応じる義務や強制力はありません。しかし、リコールに応じず、手すり等をそのまま使い続けることにより、不慮の怪我等の人的被害や、壁面が剥がれる等の物的被害を生じるおそれも想定されますので、リコールに応じることをおすすめします
もし、回収や改修工事に応じなかったとしても製造物責任法(PL法)上の損害賠償請求権を失うわけではありませんが、万が一、人的被害や物的被害を巡って訴訟等になった場合には、企業側が自主回収等の措置をとりながら消費者側が応じなかったとの事情が、消費者に不利に取り扱われるおそれがありますので、その点は注意が必要です。

相談ID:569

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