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新築住宅の施工精度が悪いので補修してもらいたい。

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ご相談内容

相談年月:2012年6月

半年ほど前に引渡しを受け、木造在来工法3階建戸建て注文住宅に住んでいます。引渡し時から不具合が多いのですが、指摘してから2〜3ヶ月後に補修を行うなど、対応も悪く困っています。まだ解決していない問題として、4カ所あります。
(1)トイレの床を内装用タイルで張る契約でしたが、外部用のタイルが張られていました。引渡し時に指摘して半年後の先日になって、やっと内装用タイルへの張り替えをしてくれましたが、195mm角のタイルに対し、目地幅が5〜9mmとばらつきがあります。
(2)床タイル張り替えで幅木タイルに欠損が発見されました。交換は可能でしょうか。また、施工業者に対し、交換を要求してもよいのでしょうか。
(3)リビング床は無垢パイン材ですが、幅木との隙間が大きく、隙間にゴミが詰まり、ホウキで掻きださなければならないほどです。施工業者は「自然素材なので乾燥収縮する。目地が大きいのは乾燥収縮を吸収するためで一般的な納まりである」と言うのですが、果たして適切な施工なのでしょうか。
(4)引渡し後すぐに、壁紙に垂直方向のひび割れが1ヶ所発生しています。施工業者は「木造なので珍しいことではない」と言い、補修しようとしません。
施工業者は先週に、引渡し後の6ヶ月点検に来ると言ったにもかかわらず来ませんでした。2週間後に来ることになりましたが、上記の不具合の修補を請求してもよいのでしょうか。

回答

(1)トイレの目地は、タイル寸法が195mm角であれば、目地幅は5mmで、また、同一の目地幅で施工することが一般的です。現地を見ていないのでわかりませんが、5〜9mmの目地幅のばらつきは、施工精度がよくないと思われます。瑕疵とは、契約上予定された内容・品質や通常有すべき内容・品質を欠いていることを意味します。今回の工事は施工品質を欠いているとも考えられますので、張り替えを要求してもよいのではないかと思われます。
(2)幅木の欠損の原因が居住者によるものであれば、無償交換の要求はできませんが、床タイル張り替えによるものであれば、交換を要求してよいと考えられます。
(3)フローリングは、木材の乾燥収縮に対応するため、壁や柱から5mm程度離して施工し、フローリングを敷いた後、幅木でその隙間を隠す施工をします。フローリングと幅木の隙間で乾燥収縮に対応するというのは適切ではないと思われます。
(4)壁紙の垂直方向のひび割れは、壁紙下地石膏ボードの継ぎ目のテープやパテ処理不良も原因ではないかと思われます。しかし、構造上の問題であれば、1ヶ所だけでなく、複数ヶ所のひび割れが起きる可能性があります。
疑問点や要望について施工業者と話し合いをし、施工業者に対し、原因追求と、適切な補修方法や補修工程を立てることを要求することをすすめます。また、その際に、打ち合わせ記録を残しておくことをすすめます。

相談ID:571

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