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中古住宅を購入したい。どのような点に注意すればいいか。

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ご相談内容

相談年月:2012年7月

築30年の戸建住宅の購入に当たって、どのようなことに注意すればよいでしょうか。

回答

後になって「こんなはずではなかった」「これを知っていたら買わなかった」などのトラブルを避けるため、主に以下の点に留意されてはいかがでしょうか。

1. 建物の状態を調べる。
売主に確認済証の写しを取り寄せて、あわせて建物の竣工図面等も手に入れておくとよいでしょう。築30年たっている物件であれば、外観だけでなく内装や付属設備、配管なども老朽化していると思われます。もし入居前にリフォーム工事が必要なら、購入代金のほかに、その費用を見込んでおかなくてはなりません。リフォーム済み物件を購入する場合は、どこをどのようにリフォームしたのか、内容を確認しましょう。中古住宅は、建築時には適法でも、現在の法令・基準には適合していない場合があります。将来建て替えをする際に、容積率や建ぺい率等の関係で同じ広さのものが建てられない可能性もありますので、建築条件はチェックしておきましょう。
1981年に建築基準法に基づき耐震基準が強化されています。購入予定の住宅が、1981年5月以前に工事が着工されている場合は、特に耐震診断や耐震補強工事の必要性を確認したほうがよいでしょう。工事の着工日は、確認日以降になりますので、確認済証に記載されている日付が参考になります。

2. 周辺の環境を確認する。
周辺にどんな施設があるか、道路の交通量はどうか、騒音や悪臭がないかなど、実際に現地に足を運び、自分の目で確認をしましょう。

3. 契約書面をよく読む。
中古住宅の売買は、今あるその状態で納得して買うことになります。買主が普通の注意を払っても発見できなかった不具合が、あとから発見された場合には、売主に瑕疵担保責任を求めることになりますが、中古住宅の場合は、瑕疵担保責任期間が短く設定されていたり、負わない旨の特約を付けたりすることがあります。条件をよく確認しましょう。
なお、重要事項として説明を受ける内容を予め知ることができれば、その内容を確認しておくことも、一つの方法です。

※この他、中古住宅を購入するために、知っておきたいポイントは、たくさんあります。詳しくは、『公益財団法人不動産流通近代化センター』が管理・運営するサイト【不動産ジャパン】の「不動産基礎知識(買うとき)」がご参考になると思います。

相談ID:581

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