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リフォーム工事中に業者が行方不明になり、その下請業者から工事代金の請求を受けた。

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ご相談内容

相談年月:2012年9月

築35年の木造住宅の内外装や水回りなどを、全面的にリフォームしています。現在、工事は8〜9割完成しており、費用も契約金額850万円のうち750万円を支払い済みです。
ところが2週間ほど前から、急にリフォーム業者が来なくなり、電話連絡も取れなくなってしまいました。店舗にも行ってみたのですが、シャッターが閉まっており、人の気配がありません。
すると昨日、そのリフォーム業者の下請けをしているという建具業者が突然やって来て、「リフォーム業者から代金を受け取っていないので、代わりに払ってほしい。払ってくれなければ、当社が納めたサッシを取り外して持って帰る」と言うのです。そんなことを言われても困ります。下請業者の苦しい状況は理解できますが、当方もこれ以上の支払いはできません。今後どうしたらいいのでしょうか。

回答

工事途中にリフォーム業者と連絡が取れなくなった上、面識のない下請業者から、突然、建材代金の請求を受けたようです。しかし、相談者が請負契約を結んだ相手はリフォーム業者であり、下請業者ではありませんから、下請業者に代金を払う義務はありません。
また、現在、リフォーム工事はほぼ完成に近い状態ということであり、工事代金も出来高に応じて支払い済みであることから、設置されたサッシ等の所有権は、発注者(相談者)に移っていると考えられ、サッシの返還に応じる必要もありません。そもそも、すでに設置されたサッシなどを取り外して持ち去るのは違法な行為であり許されません。
そこで、リフォーム業者に対しては、内容証明郵便で契約解除をする旨の通知をし、下請業者には、「支払いに応じる義務はない」「もし強引に屋内に立ち入ってサッシを取り外すような行為があれば、警察に通報し、法的手段を講じる」と、毅然とした態度で伝えておく必要があると思われます。
契約の解除や支払いに伴う問題は、法律家の助言を受けながら慎重に進めていくのが最善の方法です。リフォーム業者との契約からこれまでの経緯を時系列にまとめ、契約書面や工事の進捗状況がわかるような写真等をそろえて、早急に弁護士に相談されることをおすすめします。

相談ID:589

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