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インターネットで探したリフォーム業者との契約に不安を感じている。大丈夫だろうか。

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ご相談内容

相談年月:2014年1月

築10年の14階建てマンションに住んでいます。キッチンのリフォームをしたいのですが、予算に限りがあることから、なるべく安いリフォーム業者をインターネットで探しました。すると「リーズナブルな価格設定」「追加料金なし」と宣伝するリフォーム業者が見つかり、早速メールで連絡をとりました。どこをどのようにリフォームしたいという希望を伝え、何回かメールのやりとりをしたあと、リフォーム業者が現況調査に来ました。簡単な確認と採寸をしただけで、カタログの中から設備や壁紙を選び、ほんの1時間程度で終わりました。
本日、リフォーム業者から見積書が郵送されてきました。他業者と比べるとかなり安いと思いますが、こんなに簡単に工事を決めてしまってよいものか、不安も感じています。また、工事代金の半額を着手金として前払いすることになっていますが、このまま契約して大丈夫でしょうか。

回答

工事代金と工事内容の妥当性を検討する手段のひとつに、数社から見積りをとる方法があります。複数の業者に対し、同じ内容の工事を依頼した場合の工事内容と費用の内訳が分かる明細の見積書及び図面を交付してもらい、内容を比較検討するのです。分からないことがあったら積極的に質問をして、説明を求め、そのやりとりの中から業者の信頼性を見極めます。それでも見積書の内容に不安があるときや説明が不十分なときなどは、「住まいるダイヤル」の「リフォーム見積チェックサービス」を利用することがおすすめです。
また、リフォーム工事を行う場合、既存部分が老朽化していたり、作業が非常にやりにくい環境だったりすれば、同じ建材を使ってリフォームをしても価格は大きく変動するため、業者による契約締結前の現場調査は欠かせないものといえます。このため、リフォーム業者が行う現場調査方法も比較検討することが適切です。
また、業者が手がけたリフォーム工事の実例を見せてもらったり、同じマンションにその業者にリフォームを頼んだ住人がいるようであれば、その住人から感想を聞いたりすることも有意義だと思われます。インターネットで業者を探されたのであれば、その業者の評判も調べてみると良いでしょう。
以上のように、工事内容、工事代金、質問に対する回答態様、現場調査の巧拙、第三者による評価等を総合的に考慮し、実施されるリフォーム工事と、それに対して支払う工事代金が釣り合っていると思えるかどうかを判断しましょう。
工事代金の支払い方について、民法上は(完成した)建物の引渡しと報酬の支払いを同時に行うこととされていますが、実際には、契約時に手付金を渡したり、前金と最終金に分けて払ったりするなどの方法がとられることが多いようです。こうでなくてはいけないという決まりはありませんが、工事を始めるには建材を用意する必要があるため、着手金を求める業者は多いといえます。工事の進捗に応じて細かく段階的に支払う方法をリフォーム業者と話し合うとよいでしょう。

参考:『安心・快適 住宅リフォームハンドブック』上手なリフォームの進め方として、基本的な情報収集から事業者選びのポイント、契約書類に関する知識、トラブルとその対応方法などを分かりやすく解説しているのでご参照ください。

相談ID:615

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