補修方法編

補修方法シート

【木造住宅(在来軸組工法)】

床のたわみ根太の交換F-2-101
木軸
工事概要

床仕上げを撤去して、腐朽・蟻害、あばれが生じている根太を交換する。


概要図(chord作成)
対応する不具合と原因 不具合
  • 床のたわみ(F-2)
  • 床鳴り(F-3)
  • 床振動(V-1)
原因
  • 床組構成部材の断面寸法等の不足、配置・間隔の不良、架構・接合方法の不良、材料の選択不良、品質不良、腐朽・蟻害
適用条件 交換する根太の端部および中間部に、支持材となる大引きまたは床梁が設置されていること。
工事手順の例
1.事前調査
現場での事前調査により、根太の腐朽・蟻害、あばれの状況を確認する。
2.養生
工事部分周辺を養生する。
3.仕上材の撤去
床仕上材、床下地材を撤去する。(*1)
  • 仕上材は継手にて切断する。
  • 下地材は根太上で切断する。
4.根太の撤去
腐朽・蟻害、あばれのある根太を切り取る。(*2)
  • 範囲は、支持材となる大引きから大引きまで、床梁から床梁までの間を切り取る。
5.根太の取付
大引きに根太掛けを取り付け、根太を既設レベルに合わせ取り付ける。
6.仕上げ材復旧
床下地板を張り、床仕上材を既設の仕上げに合う様張り付ける。
7.最終確認
水準器等を用いて、床仕上げ面の水平を確認する。
工事全体の仕上がりを確認する。
片付け、清掃を行う。
備考
(*1)根太に留め付けるフローリング張りは、下地板のある工法(直張り工法)と下地板のない工法(根太張り工法)がある。(参考:参考文献1)工事手順3は、直張り工法で記載している。
(*2)腐朽・蟻害が原因の場合は、当該部分の撤去、補修に先立ち、その原因と範囲を確定し、腐朽・蟻害対策措置が別途必要である。

施工上の注意点
  • 2階、3階の床に適用する場合には、建設住宅性能評価書を交付された住宅で該当する等級が2以上のものでは、補修する床の仕様は原則として品確法告示平13第1347号第5の1「構造の安定に関すること」の基準を満たすこと。

参考文献

書名[該当箇所](監修) 編著者 発行所
1 公共建築工事標準仕様書 平成28年版(建築工事編)(第1版第7刷)[p337(5節)](国土交通省大臣官房官庁営繕部) (一社)公共建築協会 (一社)公共建築協会