補修方法編

補修方法シート

【木造住宅(在来軸組工法)】

結露換気扇連動給気口の設置W-3-005
木軸・木枠・RC造・S造
工事概要
  • 換気扇連動給気口の設置
  • 換気扇との結線

概念図(chord作成)
  • 給気口がないと換気扇の能力は下がる。また、浴室・洗面脱衣室の水蒸気濃度の高い空気を居室側に引き込むことも考えられる。
  • 給気口があっても、台所から遠く、冬期にふさがれてしまうようでは、役に立たない。
対応する不具合と原因 不具合
  • 結露(W-3)
    <台所での水蒸気の濃度上昇による結露のシミ、汚れ>
原因
  • 換気計画の不良
  • 換気設備等の施工不良
適用条件
  • 台所内に給気口を設置できる壁面があること。(参考:参考文献1)(ただしショートサーキットを起こす恐れのない位置であること。)
  • 換気扇(レンジフードファン)は電動給気シャッター連動端子付であること。
工事手順の例
1.事前調査
当事者からのヒアリングや現場での原因調査により、適用条件を満たしていることを確認する。
給気口の製品決定と位置決め。
煙を排気して流れ方の状況を確認しておく。
2.外壁穴開け
必要に応じて足場を設置し、養生を行う。
給気ダクト用の開口孔(150φ~200φ)を外壁に設ける。
3.配線工事
  • 隠蔽配線が望ましい。
4.給気口取付け・結線
  • 排気口回りの防水処理は、シーリングを入念に行い、防雨型フードを使う等、屋内に雨水が浸入しないよう配慮する。
5.換気扇との連動確認
6.最終確認
煙を流して、流れ方や排気量が給気口の設置前より改良されていることを確認する。
給気口と排気口がショートサーキットしていないことを確認する。
足場、養生等の撤去を行う。
■換気扇連動給気口: 台所換気扇と電気的に連動しており、換気扇使用時には電動モーターで給気口のシャッターを開き外気を給気する。換気扇を使用していない時はシャッターが閉じて外部の寒気等の侵入を防ぐ。

換気扇連動給気口の例(引用:参考文献2)
備考
  • 給気口が既に設置されている場合、特別な理由がない限り、残しておく方が望ましい。また、冬期に閉ざす必要がある場合には、開閉装置付のものに替えることが望ましい。
  • 給排気性能は各機器の性能だけでなく、周辺の気流の条件、ダクト経路や長さ等による影響を受けるため、各機器の性能だけでなくシステム全体の効率を十分に検討する必要がある。
  • 既設のレンジフードファンが給気シャッター連動型でない場合等は、同時給排気型レンジフードファンに取り替える方法も想定される。

参考文献

書名[該当箇所](監修) 編著者 発行所
1 管理組合向・住戸リフォーム技術の基礎知識[p86](絶版) 石川和彦・河合春樹 日本増改築産業協議会
2 1998/BL部品データブック[p439](絶版) (財)ベターリビング
(社)リビングアメニティ協会
(財)ベターリビング