補修方法編

補修方法シート

【鉄筋コンクリート造住宅】

ビニル床シートの張替えF-4-001
木軸・木枠・RC造・S造
工事概要

ビニル床シートをはがして、新しく張り直す。


概要図(chord作成)
対応する不具合と原因 不具合
  • 内装仕上材の汚損(I-1)
  • 内装仕上材のひび割れ・はがれ等(I-2)
原因
  • 仕上材の選択不良、断面寸法等の不足、品質不良、保管・管理の不良、割付けの不良、留付けの不良
  • 接着剤・留付け材の選択不良、品質不良
適用条件
工事手順の例
1.事前調査
現場調査により下地合板以下の不具合がないことを確認する。
補強、交換を必要とする範囲を確認し、工事計画を立てる。
2.床材の撤去
ビニル床シートをはがす。
残存した接着剤を除去する。
残存接着剤等の不陸を修正する。
①’
捨張合板がある時は捨張合板共にはがす。
②’
下地合板を点検し(釘頭を除去する)、捨張合板5.5mm厚を、継手位置を変えて、釘と接着剤併用またはビス留めにて留め付ける。
③’
ビス頭、継手の不陸を下地パテで修正する。
3.ビニル床シートの張り付け
ビニル床シート(および既存接着剤)と適合した接着剤を選定し、手順に従って張り付ける。
仮敷きは必要に応じて行うものとし、施工にあたっては、割り付けよく長めに切り、巻きぐせが取れ、十分伸縮するまで敷並べる。
本敷きおよび張付けは、次による。
  • はぎ目および継目の位置は、各製造所の仕様による。
  • 施工に先立ち、下地面の清掃を十分に行ったのち、はぎ目、継目、出入口際および柱付きなどは、隙間のないように切込みを入れる。(参考:参考文献1)
  • 接着剤を下地全面に均等に塗布するとともに、必要に応じて仕上材裏面にも塗布し、不陸、目違いおよびたるみ等のないようベタ張りとする。
仕上がり具合を確認し、汚れ、床のきしみがないことを確認する。
4.幅木の復旧
幅木はビニル床シートに密着させ、接着剤併用釘打ちまたは両面接着剤張りとする。
5.最終確認
工事全体の仕上がりを確認する。
片付け・清掃を行う。
備考
  • 接着剤等は施工中・施工後に有害物質の発生のできるだけ少ないものを使用するように配慮する。
  • 近年の接着剤は強力なものが有り、ビニル床シートをはがすのは困難なことがある。捨張合板があれば、合板ごとはがせば良いが、下地合板に直張の場合は、仕上材の上に捨張合板を重ね張りした上でビニル床シートを張る工法も想定される。

参考文献

書名[該当箇所](監修) 編著者 発行所
1 公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)
[建築工事編p200(12章6節),p325(19章2節)]
(国土交通省大臣官房官庁営繕部)
(一社)公共建築協会 (一社)公共建築協会
2 木造住宅工事仕様書 平成28年版[p185(10.5)] (独)住宅金融支援機構 (株)井上書院