補修方法編

補修方法シート

【鉄骨造住宅】

降雨による漏水開口部材取付け部のシーリング材の再施工W-1-405
S造
工事概要

天窓を取り外し、周辺水切りおよびシーリング材等の再施工を行う。

(次頁参照)
対応する不具合と原因 不具合
  • 降雨による漏水(W-1)
    <天窓等からの漏水>
原因
  • 屋根の各部位の納まりの不良
    (勾配上部の水溜りより浸水)
適用条件
工事手順の例
1.事前調査
当事者からのヒアリングや現場での原因調査により、不具合の状況を確認する。
2.サッシの取外し
必要に応じて足場を設置し、養生を行う。
天窓サッシを取り外す。サッシの種類が屋根勾配に対して不適切である場合等には、新しいサッシを準備する。
下ぶき材を張り替える場合には、できれば枠まで全て露しにする。
3.周辺屋根材の撤去
開口部周辺の屋根仕上材を棟側からはずす。
4.下ぶき材の撤去
下ぶき材が劣化・破損している場合は、下ぶき材を交換する。
5.下ぶき材の新設
既存と新設の下ぶき材との接合部は、十分な止水を行う。
6.水切金物の取替え
通常よりふき足を長くとるように、水切り金物を新設する。
7.新規サッシ取付け
サッシを取り付ける。サッシ内側の防露処置もあわせて行う。
※1
製造業者等の施工要領書等に準拠して施工する。
8.シーリング
釘頭をシーリングする。
※1
製造業者等の施工要領書等に準拠して施工する。
※2
万が一再漏水した時、水の逃げ場がなくなるため、できるだけ釘頭シーリング程度にとどめる。
9.片付け、清掃
10.最終確認
降雨時に浸水がないことを確認する。
足場、養生等の撤去を行う。止水を確認するまで仮設は撤去しないことが望ましい。

平型屋根用スレートぶきの例(引用:参考文献1(一部加筆))
備考
  • 屋根仕上げ材等を交換する場合は、「公共建築改修工事標準仕様書」、「建築物等の解体・改修工事等における石綿障害の予防(建設業労働災害防止協会)」等の文献等をもとに、石綿障害を予防するために必要な対策を講じる必要がある。

参考文献

書名[該当箇所](監修) 編著者 発行所
1 サッシまわりの雨水浸入防止対策(木造住宅用)[p57]図(一部加筆) (社)日本サッシ協会 (社)日本サッシ協会
2 公共建築改修工事標準仕様書 平成28年版(第1版)[建築工事編p345(9.1.5(b))](国土交通省大臣官房官庁営繕部) (一財)建築保全センター (一財)建築保全センター
3 建築物等の解体・改修工事等における石綿障害の予防(平成26年初版)p49~52 建設業労働災害防止協会 建設業労働災害防止協会
4 建築物の解体等に係るアスベスト飛散防止対策マニュアル(平成27年8月) 東京都環境局環境改善部大気保全課 東京都環境局環境改善部大気保全課
5 「石綿(アスベスト)含有建材データベース」2015年2月版 国土交通省・経済産業省 国土交通省・経済産業省