補修方法編

補修方法シート

【鉄骨造住宅】

降雨による漏水ドレンの増設、オーバーフロー管の新設W-1-703
RC造・S造
工事概要
  • ドレンの増設(※)または
  • オーバーフロー管の新設


平面図(chord作成)
対応する不具合と原因 不具合
  • 降雨による漏水(W-1)
原因
  • 水切り、防水層、シーリング材等の設計・品質・施工不良
適用条件
  • コンクリート手すりで囲まれたバルコニーで、ドレンの詰まりの際、雨水等の逃げ場が無くなる構造であること。
  • バルコニー床面とサッシ水切り面との寸法が充分にあること。
  • バルコニーにルーフドレンを増設できるスペースがあること。(※)
工事手順の例
1.事前調査
当事者からのヒアリングや現場での原因調査により、適用条件を満たしていることを確認する。
2.新規ドレンの設置(※)
塗膜防水床の場合、新たな排水溝を設けることは困難なため、既存排水溝の適切な位置にドレン穴をあける。この際、竪どいを通す位置、可能性についても充分考慮する必要がある。(RC造共同住宅の場合)
3.竪どいの取付け(※)
  • (RC造共同住宅の場合)
4.オーバーフロー管の取付け
オーバーフロー管の取付け高さは室内側スラブ面より下が望ましいが、やむをえない場合は、サッシ水切り下防水端部以下にすること。
オーバーフロー管の取付け位置は、屋外地面へ排水されるようにし、下階のバルコニーや通路等へ落ちないように配慮する。
オーバーフロー管の貫通部は、シーリング等の処置を充分に施し、新たな漏水の原因とならないように配慮する。
5.最終確認
施工後、充分乾燥させた後にドレンをふさいで水張りをし、当初の漏水水位になる前にオーバーフロー管から排水されることを確認する。
備考
(※)
ドレンの増設は、非常に長いバルコニー(排水溝)に既存のドレンが1箇所しかないなど、特殊な場合に限り採用する。新設したドレンに対して排水溝が逆勾配になり、排水勾配の確保は排水溝を削ることとなる場合は排水溝の勾配を修正しないままドレンを増設する。(降雨等の水位が上昇した際、新設したドレンから上に貯まる雨水等を排水するドレンとする。)
  • 増設したドレンが新たな漏水箇所とならないように充分に配慮する必要がある。特に、アスファルト防水床の場合は、アスファルトルーフィングの巻き込みやシーリングを慎重に施工することが重要である。

参考文献

書名[該当箇所](監修) 編著者 発行所