補修方法編

補修方法シート

【鉄骨造住宅】

室内空気の汚染ダクトの増設SK-1-002
木軸・木枠・RC造・S造
工事概要

ダクトを増設し確実な給排気をはかる。


第1種換気システム(引用:参考文献1)

第3種換気システム(chord作成)

ダクトを有する換気システムの例
対応する不具合と原因 不具合
  • 換気量の不足
  • 換気の不均一
原因
  • ダクトの通気不足等による給・排気のため効果的で確実な給排気が行われない。
適用条件
  • ダクト配管の際、柱や梁を切り欠いたり貫通させたりするなど、構造躯体に影響を及ぼさないこと。
  • 急激に折り曲げたりしないように十分なスペースを確保すること。
  • 圧力損失を計算したうえで適切な径のダクト、換気量を有するファンの選定を行う。
  • 給気系の維持管理の容易性を十分配慮すること。
工事手順の例
1.事前調査
建築躯体との調整を図りつつダクト経路、ダクトの種類、配管スペースを検討する。
必要換気量と圧力損失、各室の換気バランス等を計算により確認する。
2.天井の撤去
必要に応じて足場を設置し、養生を行う。
ダクトを設置する既存天井の壁紙、ボード、野縁を撤去する。
居室の排気グリル設置部分の天井壁紙、ボードを撤去する。
3.ダクト・排気グリルの設置
ダクトスペース部分に換気扇及びダクトを設置する。
居室に排気グリルを取り付ける。
4.天井の施工
野縁、ボード、壁紙を張り、天井を仕上げる。
5.養生
6.最終確認
換気量を確認する。
足場、養生等の撤去を行う。
備考
  • ダクトスペースが確保できない場合は、天井高さを下げるなどの措置を講ずる必要がある。
  • 24時間換気タイプのスイッチを同時に設置し、24時間連続換気を行うようにする。
  • 給気系ダクトの点検口の設置についても配慮することが望ましい。
  • ダクトの断熱性についても考慮する必要がある。
  • 平13国交告第1347号(改正 平26国交告第151号)の改正により、第5の5「温熱環境・エネルギー消費量に関すること」の「5-2 一次エネルギー消費量等級」が平成27年4月1日からあらたに追加された。当該等級において、全般換気設備は評価対象であるため、建設住宅性能評価書を交付された住宅で、「5-2 一次エネルギー消費量等級」が等級4または等級5である場合は、全般換気設備である換気扇の交換又は増設にあたっては、原則として評価等級の基準に適合し、評価等級を維持することが必要である。

参考文献

書名[該当箇所](監修) 編著者 発行所
1 シックハウス対策のための住宅の換気設備マニュアル  [p18] 換気マニュアル作成委員会 (一財)ベターリビング