補修方法編

補修方法シート

【木造住宅(在来軸組工法)】

床の傾斜根太のレベル調整F-1-113
木軸
工事概要

梁に架かる根太を根太掛けで支え直し、レベル調整する。


概要図(chord作成)
対応する不具合と原因 不具合
  • 床の傾斜(F-1)
  • 床のたわみ(F-2)
  • 床鳴り(F-3)
  • 床振動(V-1)
原因
  • 床組構成部材の材料の選択不良
  • 床組構成部材の材料の品質不良
  • 床組構成部材の架構・接合方法の不良
  • 床高の設定不良
適用条件
  • 梁に材質不良がなく、断面寸法が適切であることが確認された場合に適用可能な工法である。
工事手順の例
1.事前調査
床のたわみを測定する。
下階天井に450角程度の穴を開けて、適用条件を確認する。
2.足場の設置
下階の作業スペースの床を養生し、足場を設置する。
作業が可能なように、梁下の天井を1200㎜程度を目安に工事範囲を取り外す。この時点で野縁は残す。
3.根太のレベル調整
梁両端の下端のレベルが適正であることを確認し、新設する根太掛け下端の墨を両面に打つ。
根太大入れ部にバールを入れ、適正位置までこじ上げる。
必要に応じクサビで調整する。クサビは梁際で切断する。
位置を調整した根太に根太掛けをあてがい、床から支持しながら、墨に合わせて順次梁に留め付ける。根太あたりN90、2本で留め付ける。

根太掛け新設の例
根太と根太掛けを留め付ける。
床上で浮き、きしみのない事を確認する。
4.天井の復旧
取り外した天井部分の下地、仕上げを復旧する。
5.足場の撤去
足場を撤去する。
6.最終確認
水準器を用いて、床仕上面の水平を確認する。
工事全体の仕上がりを確認する。
片付け・清掃を行う。
備考 施工上の注意点
  • 根太をこじ上げる際、築年数が古いと釘が錆びて困難な場合は、ノミで大入れ部を拡大し、摩擦を小さくする等の処置が必要である。
  • 慎重に少しずつ上げないと床仕上げが浮き、床鳴りの原因となる場合があるので注意する。

参考文献

書名[該当箇所](監修) 編著者 発行所