補修方法編

補修方法シート

【木造住宅(在来軸組工法)】

勾配屋根の変形(はがれ、ずれ、浮き)たる木の交換R-1-104
木軸
工事概要

屋根仕上材、下地材を撤去の上、たる木を交換し、下地材を再施工し、屋根仕上げを行う。

「住宅の調査と補修 -平成28年度版
住宅紛争処理技術関連資料集-」
のCD-ROMをご参照ください
屋根下地材の例(引用:参考文献1)
対応する不具合と原因 不具合
  • 勾配屋根の変形(はがれ、ずれ、浮き)(R-1)
原因
  • 小屋組材の断面寸法等の不良、配置・支持間隔の不良、架構・接合方法の不良、選択の不良、品質不良、腐朽
適用条件
工事手順の例
1.事前調査
現場の調査により、たる木の不具合の程度、範囲を屋根面および小屋裏を含め確認する。
2.足場の設置
補修当該部分の軒先部に足場を設置する。
3.当該部分の屋根材、下地材の撤去
雨樋を取り外す。
屋根仕上材、下ぶき材、野地板を取り外す。
木造R-1-601参照
4.たる木の交換
傷んでいるたる木を取り外し、新たにたる木を取り付ける。
5.野地板の敷き込み、取付け 木造R-1-601参照
6.下ぶき材の張替え
7.屋根仕上げぶき
8.雨どい取付け
9.最終確認
工事全体の仕上がりを確認する。
  • 屋根仕上げ材の不陸、浮き等がないことを確認する。
設置した足場、養生シート等を撤去する。
片付け・清掃を行う。
備考 施工上の注意点
  • たる木の腐朽は漏水、結露による場合が多いため、たる木以外の部材の腐朽の有無を確認する必要がある。
  • 建設住宅性能評価書を交付された住宅で該当する等級が2以上のものでは、交換したたる木は、原則として品確法告示平13第1347号第5の1「構造の安定に関すること」の基準を満たすこと。
  • 屋根断熱の場合は、その仕様に応じた補修を行う必要がある。

参考文献

書名[該当箇所](監修) 編著者 発行所
1 構造用教材 改訂第3版[p17] (一社)日本建築学会 (一社)日本建築学会
2 木造住宅工事仕様書 平成28年版(第1版)[p100(5.5)] (独)住宅金融支援機構 (株)井上書院
3 建築工事監理指針 平成28 年版(下巻)p190~193
(国土交通省大臣官房官庁営繕部)
(一社)公共建築協会 (一社)公共建築協会