調査方法編

内装仕上材のひび割れ・はがれ等
内装仕上材のひび割れ・はがれ等の発生原因に関する調査方法について、床、内壁、及び天井に不具合が発生した場合の共通事項をここでは示し、個別の内装仕上材に関する調査方法は、内装仕上材別シートとして示す。

1.内装仕上材のひび割れ・はがれ等とは

ここで取り上げる「内装仕上材のひび割れ・はがれ等」は、ひび割れ、欠損、破断その他の変形、はがれ・浮きとする。
ひび割れとは、内装仕上材に部分的な割れが発生することをいう。
欠損とは、内装仕上材の一部が欠け損ずることをいう。
破断その他の変形とは、シート状の内装仕上材(ビニル壁紙やカーペット等)が切断されること、及び破断に至る前に発生すると考えられる凸凹、伸び等のことをいう。
はがれ・浮きとは、内装仕上材が下地材から離れること、内装仕上材と下地材の間に隙間が生じること、又は下地材が下地支持材から離れることをいう。

2.発生原因

(1)
適切な設計・施工でも通常起こり得る軽微なひび割れ・はがれ等
適切な設計・施工が行われていても、温度や湿度変化等により軽微なひび割れ、はがれ等は発生することがある。
(2)
床、内壁、天井の変形等
床、内壁、天井が何らかの原因で変形した場合及び漏水・結露等が発生した場合等、それらに連動して内装仕上材のひび割れ・はがれ等が発生することがある。
なお、
床の傾斜の発生原因は「床の傾斜  木造(軸組)木造(枠組)RC造S造
床のたわみの発生原因は「床のたわみ 木造(軸組)木造(枠組)RC造S造
床鳴りの発生原因は「床鳴り 木造(軸組)木造(枠組)RC造S造
内壁の傾斜の発生原因は「内壁の傾斜 木造(軸組)木造(枠組)RC造S造
天井のたわみの発生原因は「天井のたわみ 木造(軸組)木造(枠組)RC造S造
漏水の発生原因は「水による不具合
結露の発生原因は「結露」を、それぞれ参照のこと。
(3)
不適切な内装仕上材、下地材及び留付け材の設計
設計段階において、以下の事項に不適切な点がある場合には、内装仕上材のひび割れ・はがれ等につながることがある。
材料(※)の選択
材料の断面寸法等
材料の割付け
は内装仕上材、下地材及び留付け材を示す。
(4)
不適切な内装仕上材、下地材及び留付け材の施工等
施工段階において、以下の事項に不適切な点がある場合には、内装仕上材のひび割れ・はがれ等につながることがある。
(材料)
材料の選択
材料の断面寸法等
材料の品質
(施工)
材料の保管・管理
材料の割付け
材料の留付け
材料の施工精度
(5)
不適切な使用・メンテナンス
居住者の不適切な使用や、メンテナンスが不十分である場合等、内装仕上材のひび割れ・はがれ等につながることがある。また、一般的な降雨の場合であっても、開閉可能な窓等から風雨の吹き込みが発生した場合等は、内装仕上材のひび割れ・はがれ等につながることがある。
事前確認等
  • 0 事前確認等」によるほか、調査に先立ち居住者へのヒアリング等により、漏水・結露・吹き込み等(降雨による漏水、設備からの漏水、結露及び吹き込み等)の発生の可能性が高い場合は、本調査方法編-「水による不具合」の各項の方法等により事前確認等を行う。
ひび割れ・はがれ等の程度の確認

調査の視点

  • ひび割れ・はがれ等が内装仕上材及び下地材に起因するものか否かを想定するために、ひび割れ・はがれ等の形状や発生状況を把握し、ひび割れ・はがれ等の程度を確認する。
  • ひび割れ・はがれ等が漏水・結露・吹き込み等に起因している可能性を念頭に入れて、調査を行う。

調査方法

1.目視等による確認

(1)調査方法

  • 目視、指触等により、ひび割れ・はがれ等の発生箇所、程度等を確認する。
  • 漏水、結露等の発生がないかを目視等により確認する。また、ひび割れ・はがれ等が発生している部分で漏水・結露・吹き込み等が発生したことがないかを居住者に確認する。

(2)注意事項等

  • 特記すべき事項がある場合は、内装仕上材別のシートに示す。

2.各部位(床、内壁、天井)の変形や漏水、結露等の発生の有無の確認

(1)調査方法

(2)注意事項等

  • 特記すべき事項がある場合は、内装仕上材別のシートに示す。

調査結果の考え方

  • 漏水・結露・吹き込み等の発生が確認された場合は、内装仕上材及び下地材ではなく、不具合の原因がそれらに起因している可能性が高い。
  • 内装仕上材は、各部位(床、内壁、天井)の変形等の影響を受けやすいため、各部位の変形が確認された場合は、内装仕上材及び下地材ではなく、それらを支持する部分に起因している可能性が高い。
  • ひび割れ・はがれ等の程度が大きい場合、内装仕上材及び下地材ではなくそれらを支持する部分に起因している可能性が高い。
  • ひび割れ・はがれ等の程度が小さい場合や各部位の変形を伴っていない場合は、内装仕上材及び下地材に起因している可能性が高い。また、適切な設計・施工が行われていても発生する軽微なひび割れ・はがれ等である可能性もある。

使用する検査機器

内装仕上材、下地材及び留付け材の設計内容の確認

調査の視点

  • ひび割れ・はがれ等が、内装仕上材、下地材及び留付け材に起因する可能性が高い場合は、それらの設計が適切に行われているかを確認する。

調査方法

1.内装仕上材、下地材及び留付け材の設計内容の確認

確認のポイント
材料の選択
材料の断面寸法等
材料の割付け

(1)調査方法

  • 当該住宅の設計図書(設計図、仕様書等)を対象として、上記<確認のポイント>に沿って、各部材の断面寸法・割付け等が適切であるかを確認する。なお適切であるかの検討にあたっては、建設住宅性能評価関連図書により、また、住宅金融公庫監修「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書」、国土交通省大臣官房庁営繕部監修「公共建築工事標準仕様書」、その他の仕様書、基準等が参考となる。
  • 確認する主要な対象部位は、各部位の内装仕上材及び下地材とする。なお、下地材の留付け状況を確認するため、必要に応じ下地材を支持する部分も対象とする。

(2)注意事項等

  • 特記すべき事項がある場合は、内装仕上材別のシートに示す。
参考1
  • 共建築工事標準仕様書 平成28年版」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、(一社)公共建築
参考2
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16)((独)住宅金融支援機構監修、(財)住宅金融普及協会発行)

調査結果の考え方

  • 次のいずれかの事項について、適切な設計が行われていない場合は、それに起因して内装仕上材のひび割れ・はがれ等が発生している可能性が高い。
    材料の選択
    材料の断面寸法等
    材料の割付け

使用する検査機器

  • 特になし
施工状況等の確認

3-1 下地材及び留付け材の施工状況等の確認

調査の視点

  • 下地材及び留付け材の施工が、適切に行われているかを確認する。

調査方法

1.書類による確認

確認のポイント
(材料)
下地材の選択
下地材の断面寸法等
下地材の品質
(施工)
下地材の保管・管理
下地材の割付け
下地材の留付け
下地材の施工精度

(1)調査方法

  • 施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)及び建設性能評価住宅関連図書により、上記<確認のポイント>に沿って、把握できる範囲において、下地材に係る以下の項目の施工が設計どおりに行われているかを確認する。なお、設計図書に記載のない部分については、住宅金融公庫監修「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書」、国土交通省大臣官房庁営繕部監修「公共建築工事標準仕様書」「建築工事監理指針(下巻)」、その他の仕様書、基準等を参考に確認する。
    下地材の選択
    • 種類、規格、メーカー等
    下地材の断面寸法等
    • 厚み等
    下地材の品質
    • 材質、断面構成等
    下地材の保管・管理
    • 日射、風雨、湿気等に対する防護等
    下地材の割付け
    • 内装仕上材及び下地材との取合い
    下地材の留付け
    • 種類、規格、工法、工程(養生期間・時間・室温)等
    下地材の施工精度
    • 全体の精度及び部分的精度(目違い等)

(2)注意事項等

  • 特記すべき事項がある場合は、内装仕上材別のシートに示す。

2.目視等による施工状況等の確認

(1)調査方法

  • 書類により確認した内容と実際の施工状況が一致しているか、不適切な施工が行われていないかを現場において目視・測定等により確認する。
  • 部材や留付け部にひび割れ・はがれ等が生じていないかを目視等により確認する。
  • 問題の箇所が発見された場合には、写真等で記録をとる。確認した結果を、設計図書等と照らし合わせて確認する。

(2)注意事項等

  • 必要に応じ、仕上材の一部をはがし、又は点検口を新設し、その部分から目視等により確認する。
参考3
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16)((独)住宅金融支援機構監修、(財)住宅金融普及協会発行)
参考4
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、(一社)公共建築協会発行)
参考5
  • 「建築工事監理指針 平成28年版(下巻)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、(一社)公共建築協会発行)

調査結果の考え方

  • 次のいずれかの事項について、設計どおりの施工が行われていない場合、又は不適切な施工が行われている場合は、それに起因して内装仕上材のひび割れ・はがれ等が発生している可能性が高い。
    (材料)
    下地材の選択
    下地材の断面寸法等
    下地材の品質
    (施工)
    下地材の保管・管理
    下地材の割付け
    下地材の留付け
    下地材の施工精度

使用する検査機器

  • スケール

3-2内装仕上材及び留付け材の施工状況等の確認

調査の視点

  • 内装仕上材及び留付け材の施工が適切に行われているかを確認する。

調査方法

1.書類による確認

確認のポイント
(材料)
内装仕上材の選択
内装仕上材の断面寸法等
内装仕上材の品質
(施工)
内装仕上材の保管・管理
内装仕上材の割付け
内装仕上材の留付け

(1)調査方法

  • 施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)及び建設性能評価住宅関連図書により、把握できる範囲において内装仕上材に係る施工が、設計どおりに適切に行われているかを確認する。なお、設計図書に記載のない部分については、住宅金融支援機構監修「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書」、国土交通省大臣官房庁営繕部監修「公共建築工事標準仕様書」「建築工事監理指針(下巻)」、その他の仕様書、基準等を参考に確認する。
  • <確認のポイント>に沿って確認する主な項目を示す。
    内装仕上材の選択
    • 種類、規格、メーカー等
    内装仕上材の断面寸法等
    • 厚み等
    内装仕上材の品質
    • 材質、断面構成等
    内装仕上材の保管・管理
    • 日射、風雨、及び湿気等に対する防護
    • シート材の場合には巻ぐせ除去等
    内装仕上材の割付け
    • 下地材の割付け、取合い
    内装仕上材の留付け
    • 種類、規格、工法、工程(養生期間・時間・室温)、留付け間隔等
    • 張り仕舞い及び異なる材料との取合い部の処理等

(2)注意事項等

  • 特記すべき事項がある場合は、内装仕上材別のシートに示す。
参考6
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16)((独)住宅金融支援機構監修、(財)住宅金融普及協会発行)
参考7
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、(一社)公共建築協会発行)
参考8
  • 「建築工事監理指針平成28年版(下巻)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、(一社)公共建築協会発行)

2.目視等による施工状況の確認

確認のポイント
内装仕上材の留付け

(1)調査方法

  • 仕上面を直接目視し、下記の点を中心に施工状況等を確認する。
  • 必要に応じ、変形が生じている部分の内装仕上材の一部をはがし、留付け方法等を確認する。
    内装仕上材の留付け
    • 下地材の有無と捨張りの有無
    • 仕上材相互の取合い部
    <板・ボード類>
    • 金物(釘、ビス、タッカー等)の留付け間隔及び方法
    • 接着剤の併用の有無及び接着剤の仕様、施工方法
    <シート材>
    • 接着剤の仕様、施工方法

(2)注意事項等

  • 特記すべき事項がある場合は、内装仕上材別のシートに示す。

調査結果の考え方

  • 次のいずれかの事項について、設計どおりの施工が行われていない場合、又は不適切な施工が行われている場合は、それに起因して内装仕上材のひび割れ・はがれ等が発生している可能性が高い。
    (材料)
    内装仕上材の選択
    内装仕上材の断面寸法等
    内装仕上材の品質
    (施工)
    内装仕上材の保管・管理
    内装仕上材の割付け
    内装仕上材の留付け

使用する検査機器

  • スケール
使用・メンテナンス状況の確認

4 使用・メンテナンス状況の確認」によるほか、内装仕上材別のシートによる。

外的要因の確認

5 外的要因の確認」による。

詳細調査の必要性の検討

6 詳細調査の必要性の検討」による。

内装仕上材リスト(床)     を内装仕上材別シートに示す。
部位仕上材下地材留付け材使用室
板・ボード類天然木板縁甲板①,②縁側等
①,②
フローリング単層フローリング①,②洋室
居間等
①,②
複合フローリング①,②
①,②
タイルコルクタイル
セラミックタイルモザイクタイル
モルタル
便所
玄関
浴室等
床タイル
ビニル床タイル 便所
玄関
シートビニル床シート長尺塩ビシート洋室
居間等
クッション
フロアー
カーペットニードルパンチ
カーペット

グリッパー
タフテッド
カーペット
その他稲わら畳和室
建材畳

モルタル
玄関
土間等
左官材料モルタル
注記・下地材(下地処理が必要な場合がある)・留付け材
なし釘、ビス、タッカー
モルタル接着剤
板・ボード類左官塗り
なし(敷込み)
内装仕上材リスト(壁)     を内装仕上材別シートに示す。
部位仕上材下地材留付け材使用室
シート壁紙織物壁紙和室
洋室
居間等
ビニル壁紙
板・ボード類せっこうボード
繊維板等
化粧せっこうボード①、②
内装用化粧ハードボード
化粧パーティクルボード
化粧珪酸カルシュウム板
合板
(表面加工合板)
特殊加工化粧合板
天然木化粧合板
天然木板
タイルセラミックタイルモザイクタイル
モルタル
台所
洗面所
便所
玄関
浴室等
内装タイル
左官材塗り壁プラスター塗り和室
洋室
居間等
仕上塗材和室
玄関等
注記下地材(下地処理が必要な場合がある)・留付け材
なし釘、ビス、タッカー
モルタル接着剤
板・ボード類左官塗り
内装仕上材リスト(天井)     を内装仕上材別シートに示す。
部位仕上材下地材留付け材使用室
天井シート壁紙織物壁紙和室
洋室
居間等
ビニル壁紙
板・ボード類せっこうボード、
繊維板等
化粧せっこうボード①、②
内装用化粧ハードボード
化粧
パーティクルボード
化粧
珪酸カルシュウム板
ロックウール化粧吸音板
A級インシュレーションボード
合板
(表面加工合板)
特殊加工化粧合板
天然木化粧合板
天然木板
注記・下地材(下地処理が必要な場合がある)・留付け材
なし釘、ビス、タッカー
モルタル接着剤
板・ボード類

複合フローリング


・ 内壁
・ 天井
木 造
鉄骨造
鉄筋コンクリート造
調査対象・下地材(根太等)に直接張る工法の場合仕上材、留付け材、下地材(左記を支持する部分)
・捨張りを設ける工法の場合仕上材、留付け材、捨張り、下地材(上記を支持する部分)
・直張り工法の場合仕上材、留付け材
不具合事象の程度の確認

複合フローリング部分のみの不具合で、下地材等に起因していない場合もある。不具合事象の形状や発生状況を把握し、不具合の程度を確認する。

・確認方法・目視  ・指触  ・変形等の測定
・不具合事象の確認・ひび割れ ・欠損
・はがれ、浮き
その他の不具合事象
・継ぎ目(目地部)の隙間
・不具合状況の確認・箇所・範囲・状況等
・その他の確認・床の傾斜  ・床のたわみ  ・床鳴り
<調査結果の考え方>
  • 床の変形(傾斜等)が認められる場合は、それに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 複数の複合フローリング又は下地材にまたがるひび割れ等が発生している場合は、仕上材及び下地(根太等、モルタル等)ではなくそれらを支持する部分(梁・大引等、コンクリート躯体等)に起因している可能性がある。
    ただし、下地材(根太等)相互の取合い部に沿って不具合事象が発生している場合は、下地材(根太等)の施工精度等に起因している可能性もある。
  • 複合フローリングを釘、接着剤等で下地(根太等、コンクリート・モルタル等)に直接留付ける工法の場合は、下地の影響を受けやすい。下地の変形等が認められる場合は、それに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 下地に変形等が発生していない場合は、仕上材そのもの、又は下地との留付け状況に起因している可能性が高く、不具合事象別に以下の原因が想定される。ひび割れ、欠損及び目地部の隙間が発生している場合は複合フローリングの乾燥収縮等による変形に起因している可能性がある。はがれ、浮きが発生している場合は下地との留付け不良等に起因している可能性がある。下地(コンクリート・モルタル等)が十分乾燥していない場合は、接着不良が生じる。
  • 不具合事象の程度が小さい場合は、適切な設計・施工が行われていても発生することがある軽微な不具合である可能性もある。
設計内容の確認

「複合フローリングの不具合事象」が、複合フローリング自体に起因する可能性が高い場合は、複合フローリングに係る設計が適切に行われているかを確認する。

・確認方法・設計図書(仕様書等)
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」 (国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16) ((独)住宅金融支援機構監修)
  • 日本農林規格(JAS フローリング:2013)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・下地材の有無構成、捨張りの有無
・複合フローリングの選択種類、規格使用環境との関係
・複合フローリングの断面 寸法等厚さ、幅、長さ支持間隔との関係
・留付け材の選択種類、規格釘等、接着剤併用の有無
・下地材の選択種類、規格使用環境との関係
・下地材の断面寸法等厚さ、幅、長さ支持間隔との関係
*捨張りは下地材に含む
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、適切な設計が行われていない場合は、部位を構成する各部材が想定される応力等に対応できないことに起因して、不具合事象が発生している可能性が高い。
施工状況等の確認

施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)により、把握できる範囲において、複合フローリングに係る工事が設計通りに行われているかを確認する。さらに、不適切な施工が行われていないかを現場において目視等により確認する。

・確認方法 1・書類施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)
・確認方法 2・目視必要に応じ、仕上材の一部をはがし状況等を確認する。
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「建築工事監理指針 平成28年版(第1版)・下巻」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16) ((独)住宅金融支援機構監修)
  • 日本農林規格(JAS フローリング:2013)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・複合フローリングの選択種類、規格、メーカー
・複合フローリングの断面寸法等厚さ、幅、長さ支持間隔との関係
・複合フローリングの品質種類、規格、メーカー
・留付け材の選択種類、規格、メーカー釘・タッカ―等、接着剤
・留付け材の寸法等規格複合フローリング厚との関係
・留付け材の品質種類、規格、メーカー
・下地材の選択種類、規格、メーカー
・下地材の断面寸法等厚さ支持間隔との関係
・下地材の品質種類、規格、メーカー
・複合フローリングの割付け端部張り仕舞いの補強相互の継ぎ目との関係
・下地材の割付け仕上材の割付けとの適合
・留付け材の施工方法種類、間隔、道具、工具釘等と接着剤の併用の有無
・下地材の施工精度等全体精度、部分精度継ぎ目の目違い
・材料の保管・管理日射、風雨、湿気等からの防護
*複合フローリングは、現場での日射、風雨、湿気等に対する防護が適切に行われない場合、材料自身に過大なねじれ、そり、及び表層材のはがれ等が発生することがある。
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、設計どおりの施工が行われていない場合、又は不適切な施工が行われている場合は、材料の選択不良又は施工不良に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 複合フローリングと下地材(根太等)の継ぎ目位置がそろっている等、適切な割り付けがされていない場合は、複合フローリングと下地材(根太等)が部分的に緊結されないことによる変位等に起因してはがれ、浮き等が発生している可能性が高い。
  • 下地材(根太等)、下地支持材の乾燥が十分でない場合は、複合フローリングが湿気を吸い取り、ひび割れ等及び目地部の隙間発生の原因となることがある。
・検査機器・スケール
使用・メンテナンス状況の確認

竣工後に重量物を設置した等、不適切な使用がなかったかを確認する。

・調査方法 使用・メンテナンス状況の確認」によるほか、以下による。
  • 不具合事象の発生部分及び周辺に重量物、冷暖房器具等があるかを目視にて確認する。
  • 重量物があった場合は、それがいつ設置されたものであるかを居住者へのヒアリングにより確認する。
<調査結果の考え方>
  • 重量物が設置されている場合は、その荷重に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 冷暖房器具等が不具合事象の発生箇所近くに設置されている場合は、温度・湿度の大きな変化に起因して不具合事象が発生している可能性もある。
・調査結果の考え方は、「内装仕上材のひび割れ、はがれ等 調査方法」の各項目も参照

タフテッドカーペット


・ 内壁
・ 天井
木 造
鉄骨造
鉄筋コンクリート造
調査対象・下地材(ボード等)に直接張る工法の場合仕上材、留付け材、下地材
(上記を支持する部分)
*留付け工法は一般的にグリッパー工法と接着工法が使用される。留付け材はグリッパー工法の場合、グリッパーを主に使用する。接着剤張り工法の場合、接着剤等を主に使用する。
*グリッパー工法の場合、フェルト等の下敷き材は仕上材に含む。
・捨張りに張る工法の場合仕上材、留付け材、捨張り、下地材
(上記を支持する部分)
・直張り工法の場合仕上材、留付け材
不具合事象の程度の確認

タフテッドカーペット部分のみの不具合で、下地材等に起因していない場合もある。不具合事象の形状や発生状況を把握し、不具合事象の程度を確認する。

・確認方法・目視  ・指触  ・変形等の測定
・不具合事象の確認・破断、その他の変形
・はがれ、浮き
その他の不具合事象
・ずれ(継ぎ目、端部)
・不具合状況の確認・箇所・範囲・状況等
・その他の確認・床の傾斜  ・床のたわみ  ・床鳴り
<調査結果の考え方>
  • 床の変形(傾斜等)が認められる場合は、それに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 下地材と連続した破断、その他の変形等が発生している場合は、仕上材及び下地(ボード等、モルタル等)ではなくそれらを支持する部分に起因している可能性がある。
    ただし、下地材(ボード等)相互の取合い部に沿って不具合事象が発生している場合は、下地材(ボード等)の施工精度等に起因している可能性もある。
  • カーペットを下地(ボード等、コンクリート・モルタル等)に直接張る工法の場合は、下地の影響を受けやすい。下地の変形等が認められる場合は、それに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 下地に変形等が発生していない場合は、仕上材そのもの、又は下地との留付け状況に起因している可能性が高く、不具合事象別に以下の原因が想定される。破断、その他の変形及び継ぎ目等に隙間が発生している場合は、カーペットの伸縮等に起因している可能性がある。はがれ、浮きが発生している場合は、下地との留付け部分の接着不良等に起因している可能性がある。下地(コンクリート・モルタル等)が十分乾燥していない場合は、接着不良が生じる。
  • 不具合事象の程度が小さい場合は、適切な設計・施工が行われていても発生することがある軽微な不具合である可能性もある。
設計内容の確認

「タフテッドカーペットの不具合事象」が、タフテッドカーペット自体に起因する可能性が高い場合は、タフテッドカーペットに係る設計が適切に行われているかを確認する。

・確認方法・設計図書(仕様書等)
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16) ((独)住宅金融公庫監修)
  • 日本工業規格(JIS L4405:2008 タフテッドカーペット)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・下地材の有無構成、配置、支持間隔捨張りの有無
・カーペットの選択種類、規格使用環境との関係
・カーペットの断面寸法等厚さ、幅、長さ張付け面積との関係
・留付け材の選択種類、規格グリッパー、接着剤と下地材等の関係
・下地材の選択種類、規格使用環境との関係
・下地材の断面寸法等厚さ支持間隔との関係
*捨張りは下地材に含む
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、適切な設計が行われていない場合は、部位を構成する各部材が想定される応力等に対応できないことに起因して、不具合事象が発生している可能性が高い。
施工状況等の確認

施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)により、把握できる範囲において、タフテッドカーペットに係る工事が設計通りに行われているかを確認する。さらに、不適切な施工が行われていないかを現場において目視等により確認する。

・確認方法 1・書類施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)
・確認方法 2・目視必要に応じ、仕上材の一部をはがし状況等を確認する。
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「建築工事監理指針 平成28年版(第1版)・下巻」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16)((独)住宅金融支援機構監修)
  • 日本工業規格(JIS L4405:2008 タフテッドカーペット)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・カーペットの選択種類、規格、メーカー
・カーペットの断面寸法等厚さ、幅、長さ施工面積との関係
・カーペットの品質種類、規格、メーカー
・留付け材の選択種類、規格、メーカー下地材等との関係
・留付け材の寸法等規格塗布量、混合比等との関係
・留付け材の品質種類、規格、メーカー湿気、温度等の環境との関係
・下地材の選択種類、規格、メーカー留付け材との関係
・下地材の断面寸法等厚さ支持間隔との関係
・下地材の品質種類、規格、メーカー
・カーペットの割付け端部張り仕舞いの補強相互の継ぎ目との関係
・下地材の割付け仕上材の割付けとの適合
・留付け材の施工方法種類、間隔、道具、工具接着剤の塗布量、下地処理との関係
・下地材の施工精度等全体精度、部分精度継ぎ目の目違い、下地処理との関係
・材料の保管・管理日射、風雨、湿気等からの防護巻きぐせとの関係
*グリッパー工法の場合、カーペット端部等は確実にピンをたたき込み、カーペットは壁とグリッパーエッジの隙間に十分に差込む。
*下地材等の湿気、アルカリ分及び作業時の低温等に対して適切な措置を必要とする接着剤がある。
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、設計どおりの施工が行われていない場合、又は不適切な施工が行われている場合は、材料の選択不良又は施工不良に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
*接着剤で張付けられる工法は、下地等(ボード等、コンクリート・モルタル等)の乾燥不良及び下地処理が不備の場合に、タフテッドカーペットのずれ、はがれ、浮き等が発生することがある。
*タフテッドカーペットの端部、継ぎ目及び下地材(ボード等)の継ぎ目の処理不良及び補強不足等により、ずれ、はがれ、浮き等が発生することがある。
*下地材(ボード等)の剛性不足の場合、タフテッドカーペットの破断及びその他の変形等が発生することがある。また、タフテッドカーペットの伸縮による下地材(ボード等)の変形等が発生することがある。
*広い面積のタフテッドカーペット施工の場合、専用工具の使用不良及び巻きぐせ除去不良により、タフテッドカーペットのずれ、はがれ、浮き等が発生することがある。
・検査機器・スケール
使用・メンテナンス状況の確認

竣工後に重量物を設置した等、不適切な使用がなかったかを確認する。

・調査方法4 使用・メンテナンス状況の確認」によるほか、以下による。
  • 不具合事象の発生部分及び周辺に重量物、冷暖房器具等があるかを目視にて確認する。
  • 重量物があった場合は、それがいつ設置されたものであるかを居住者へのヒアリングにより確認する。
<調査結果の考え方>
  • 重量物が設置されている場合は、その荷重に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 冷暖房器具等が不具合事象の発生箇所近くに設置されている場合は、温度・湿度の大きな変化に起因して不具合事象が発生している可能性もある。
・調査結果の考え方は、「内装仕上材のひび割れ、はがれ等 調査方法」の各項目も参照

ビニル床シート


・ 内壁
・ 天井
木 造
鉄骨造
鉄筋コンクリート造
調査対象・下地材に直接張る工法の場合仕上材、下地材、留付け材、(左記を支持する部分)
・捨張りを設ける工法の場合仕上材、下地材、捨て張り、留付け材、
(上記を支持する部分)
・直張り工法の場合仕上材、留付け材
不具合事象の程度の確認

ビニル床シート部分のみの不具合で、下地材等に起因していない場合もある。不具合事象の形状や発生状況を把握し、不具合事象の程度を確認する。

・確認方法・目視  ・指触  ・変形等の測定
・不具合事象の確認・破断、その他の変形
・はがれ、浮き
その他の不具合事象
・継ぎ目(目地部)の隙間
・不具合状況の確認・箇所・範囲・状況等
・その他の確認・床の傾斜  ・床のたわみ  ・床鳴り
<調査結果の考え方>
  • 床の変形(傾斜等)が認められる場合は、それに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 下地材と連続した破断等が発生している場合は、仕上材及び下地(ボード等、モルタル等)ではなく、それらを支持する部分(胴縁等、コンクリート躯体等)に起因している可能性がある。
    ただし、下地材(ボード等)相互の取合い部に沿って不具合事象が発生している場合は、下地材(ボード等)の施工精度等に起因している可能性もある。
  • ビニル床シートを下地(ボード等、コンクリート・モルタル等)に直接張る工法の場合は、下地の影響を受けやすい。下地の変形等が認められる場合は、それに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 下地に変形等が発生していない場合は、仕上材そのもの、又は下地との留付け状況に起因している可能性が高く、不具合事象別に以下の原因が想定される。破断、その他の変形及び目地部の隙間が発生している場合は、ビニル床シートの伸縮等に起因している可能性がある。はがれ、浮きが発生している場合は、接着剤の選択不良、施工不良及び不適切な下地処理等に起因している可能性がある。下地(コンクリート・モルタル等)が十分乾燥していない場合は、接着不良が生じる。
  • 不具合事象の程度が小さい場合は、適切な設計・施工が行われていても発生することがある軽微な不具合である可能性が高い。
設計内容の確認

「ビニル床シートの不具合事象」が、ビニル床シート自体に起因する可能性が高い場合は、ビニル床シートに係る設計が適切に行われているかを確認する。

・確認方法・設計図書(仕様書等)
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16) ((独)住宅金融支援機構監修)
  • 日本工業規格(JIS A5705:2016 ビニル系床材、K6804:2003 酢酸ビニル樹脂エマルジョン木材接着剤、A5536:2015 床仕上げ材用接着剤)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・下地材の有無構成、配置、支持間隔捨張りの有無
・ビニル床シートの選択種類、規格使用環境との関係
・ビニル床シートの断面寸法等厚さ、幅、長さ張付け面積との関係
・留付け材の選択種類、規格接着剤と下地材等の関係
・下地材の選択種類、規格使用環境との関係
・下地材の断面寸法等厚さ支持間隔との関係
*捨張りは下地材に含む
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、適切な設計が行われていない場合は、部位を構成する各部材が想定される応力等に対応できないことに起因して、不具合事象が発生している可能性が高い。
施工状況等の確認

施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)により、把握できる範囲において、ビニル床シートに係る工事が設計通りに行われているかを確認する。さらに、不適切な施工が行われていないかを現場において目視等により確認する。

・確認方法 1・書類施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)
・確認方法 2・目視必要に応じ、仕上材の一部をはがし状況等を確認する。
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「建築工事監理指針 平成28年版(第1版)・下巻」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16) ((独)住宅金融支援機構監修)
  • 日本工業規格(JIS A5705:2016 ビニル系床材、K6804:2003 酢酸ビニル樹脂エマルジョン木材接着剤、A5536:2015 床仕上げ材用接着剤)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・ビニル床シートの選択種類、規格、メーカー
・ビニル床シートの断面寸法等厚さ、幅、長さ施工面積との関係
・ビニル床シートの品質種類、規格、メーカー
・留付け材の選択種類、規格、メーカー接着剤と下地材等との関係
・留付け材の寸法等規格塗布量、混合比等との関係
・留付け材の品質種類、規格、メーカー湿気、温度等との関係
・下地材の選択種類、規格、メーカー接着剤との適合の関係
・下地材の断面寸法等厚さ支持間隔との関係
・下地材の品質種類、規格、メーカー
・ビニル床シートの割付け端部張り仕舞いの補強相互の継ぎ目との関係
・下地材の割付け仕上材の割付けとの適合
・留付け材の施工方法種類、間隔、道具、工具接着剤の塗布量、下地処理との関係
・下地材の施工精度等全体精度、部分精度継ぎ目の目違い、下地処理との関係
・材料の保管・管理日射、風雨、湿気等からの防護巻きぐせとの関係
*下地材等の湿気、アルカリ分及び作業時の低温等に対して適切な措置を必要とする接着剤がある。
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、設計どおりの施工が行われていない場合、又は不適切な施工が行われている場合は、材料の選択不良又は施工不良に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
*ビニル床シートは接着剤で張り付けられるので、下地材等の乾燥不良及び下地処理の不備等によりはがれ、浮き等が発生することがある。
*ビニル床シート端部や下地材の継ぎ目の処理不良及び補強不足等によりビニル床シートのはがれ、浮き等が発生することがある。
*下地材の剛性不足の場合、ビニル床シートの破断及びその他の変形等が発生することがある。また、ビニル床シートの伸縮等により下地材の変形等が発生することがある。
*広い面積のビニル床シート施工の場合、専用工具の使用不良及びビニル床シートの巻きぐせ除去不良等によりはがれ、浮き等が発生することがある。
・検査機器・スケール
使用・メンテナンス状況の確認

竣工後に重量物を設置した等、不適切な使用がなかったかを確認する。

・調査方法4 使用・メンテナンス状況の確認」によるほか、以下による。
  • 不具合事象の発生部分及び周辺に重量物、冷暖房器具等があるかを目視にて確認する。
  • 重量物があった場合は、それがいつ設置されたものであるかを居住者へのヒアリングにより確認する。
<調査結果の考え方>
  • 重量物が設置されている場合は、その荷重に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 冷暖房器具等が不具合事象の発生箇所近くに設置されている場合は、温度・湿度の大きな変化に起因して不具合事象が発生している可能性もある。
・調査結果の考え方は、「内装仕上材のひび割れ、はがれ等 調査方法」の各項目も参照

ビニル壁紙

・ 床
内壁
天井
木 造
鉄骨造
鉄筋コンクリート造
調査対象・下地材(ボード等)に直接張る工法の場合仕上材、留付け材、下地材
(上記を支持する部分)
・直張り工法の場合仕上材、留付け材
不具合事象の程度の確認

ビニル壁紙部分のみの不具合で、下地材等に起因していない場合もある。不具合事象の形状や発生状況を把握し、不具合の程度を確認する。

・確認方法・目視  ・指触  ・変形等の測定
・不具合事象の確認・破断その他の変形
・はがれ、浮き
その他の不具合事象
・ずれ(目地部や端部)
・不具合状況の確認・箇所・範囲・状況等
・その他の確認・内壁の傾斜 ・天井のたわみ
<調査結果の考え方>
  • ビニル壁紙は一般的に内壁及び天井に用いられるが、内壁及び天井の変形(傾斜、たわみ等)が認められる場合は、それらに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 下地材と連続した破断等が発生している場合は、仕上材及び下地(ボード等、モルタル等)ではなく、それらを支持する部分(胴縁等、コンクリート躯体等)に起因している可能性がある。
    ただし、下地材(ボード等)相互の取合い部に沿って不具合事象が発生している場合は、下地材(ボード等)の施工精度等に起因している可能性もある。
  • ビニル壁紙を下地(ボード等、コンクリート・モルタル等)に直接張る工法の場合は、下地の影響を受けやすい。下地の変形が認められる場合は、これらの変形に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 下地に変形等が発生していない場合は、仕上材そのもの、又は下地との留付け状況に起因している可能性が高く、不具合事象別に以下の原因が想定される。破断、その他の変形及び目地部の隙間が発生している場合は、ビニル壁紙の伸縮等に起因している可能性がある。はがれ、浮きが発生している場合は、下地との留付け部分の接着不良等に起因している可能性がある。下地(コンクリート・モルタル等)が十分乾燥していない場合は、接着不良が生じる。
  • 不具合事象の程度が小さい場合は、適切な設計・施工が行われていても発生することがある軽微な不具合である可能性が高い。
設計内容の確認

ビニル壁紙の不具合事象」が、ビニル壁紙自体に起因する可能性が高い場合は、ビニル壁紙に係る設計が適切に行われているかを確認する。

・確認方法・設計図書(仕様書等)
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」 p150(16)((独)住宅金融支援機構監修)
  • 日本工業規格(JIS A6921:2014 壁紙)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・下地材の有無構成、配置、支持間隔捨張りの有無
・ビニル壁紙の選択種類、規格使用環境との関係
・ビニル壁紙の断面寸法等厚さ、幅、長さ張付け面積との関係
・留付け材の選択種類、規格接着剤と下地材等の関係
・下地材の選択種類、規格使用環境との関係
・下地材の断面寸法等支持間隔との関係
*捨て張りは下地材に含む
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、適切な設計が行われていない場合は、部位を構成する各部材が想定される応力等に対応できないことに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
施工状況等の確認

施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)により、把握できる範囲において、ビニル壁紙に係る工事が設計通りに行われているかを確認する。さらに、不適切な施工が行われていないかを現場において目視等により確認する。

・確認方法 1・書類施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)
・確認方法 2・目視必要に応じ、仕上材の一部をはがし状況等を確認する。
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「建築工事監理指針 平成28年版(第1版)下巻」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」 p150(16)((独)住宅金融支援機構監修)
  • 日本工業規格(JIS A6921:2014 壁紙)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・ビニル壁紙の選択種類、規格、メーカー
・ビニル壁紙の断面寸法等厚さ、幅、長さ施工面積との関係
・ビニル壁紙の品質種類、規格、メーカー
・留付け材の選択種類、規格、メーカー接着剤と下地材等との関係
・留付け材の寸法等規格塗布量、混合比等との関係
・留付け材の品質種類、規格、メーカー湿気、温度等の環境との関係
・下地材の選択種類、規格、メーカー接着剤との適合の関係
・下地材の断面寸法等厚さ支持間隔との関係
・下地材の品質種類、規格、メーカー
・ビニル壁紙の割付け端部張り仕舞いの補強相互の継ぎ目との関係
・下地材の割付け仕上材の割付けとの適合
・留付け材の施工方法種類、間隔、道具、工具接着剤の塗布量、下地処理との関係
・下地材の施工精度全体精度、部分精度継ぎ目の目違い、下地処理との関係
・材料の保管・管理日射、風雨、湿気等からの防護巻きぐせとの関係
*下地材等の湿気、アルカリ分及び作業時の低温等に対して適切な措置を必要とする接着剤がある。
*設備用の開口部周辺はビニル壁紙の十分な巻込みが必要である。
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、設計どおりの施工が行われていない場合、又は不適切な施工が行われている場合は、材料の選択不良又は施工不良に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
*ビニル壁紙は接着剤で張付けられるので、下地等(ボード等、コンクリート・モルタル等)の乾燥不良及び下地処理の不備等によりはがれ、浮き等が発生することがある。
*隅角部や下地材(ボード等)の継ぎ目の処理不良及び補強不足等によりビニル壁紙の不具合事象が発生することがある。
*下地材(ボード等)の剛性不足の場合、ビニル壁紙の破断及びその他の変形等が発生することがある。また、ビニル壁紙の伸縮等により下地材(ボード等)の変形等が発生することがある。
*広い面積のビニル壁紙施工の場合、専用工具の使用不良及びビニル壁紙等の巻きぐせ除去不良によりはがれ、浮き等が発生することがある。
・検査機器・スケール
使用・メンテナンス状況の確認

竣工後に重量物を設置した等、不適切な使用がなかったかを確認する。

・調査方法4 使用・メンテナンス状況の確認」によるほか、以下による。
  • 不具合事象の発生部分及び周辺に重量物、冷暖房器具等があるかを目視にて確認する。
  • 重量物があった場合は、それがいつ設置されたものであるかを居住者へのヒアリングにより確認する。
<調査結果の考え方>
  • 冷暖房器具等が不具合事象の発生箇所近くに設置されている場合は、温度・湿度の大きな変化に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 重量物が設置されている場合は、その荷重に起因して不具合事象が発生している可能性もある。
・調査結果の考え方は、「内装仕上材のひび割れ、はがれ等 調査方法」の各項目も参照

内装タイル


内壁
・ 天井
木 造
鉄骨造
鉄筋コンクリート造
調査対象・下地材(ボード等)に張る工法の場合仕上材、留付け材、下地材
(上記を支持する部分)
*留付け材としてモルタルを用いる場合と接着剤を用いる場合がある。
・直張り工法の場合仕上材、留付け材
不具合事象の程度の確認

内装タイル部分のみの不具合で、下地材等に起因していない場合もある。不具合事象の形状や発生状況を把握し、不具合事象の程度を確認する。

・確認方法・目視  ・指触  ・変形等の測定
・不具合事象の確認・ひび割れ ・欠損
・はがれ、浮き
・不具合状況の確認・箇所・範囲・状況等
・その他の確認・内壁の傾斜
<調査結果の考え方>
  • 内壁の変形(傾斜等)が認められる場合は、それに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 複数の内装タイル又は下地材にまたがる不具合事象が発生している場合は、仕上材及び下地(ボード等、モルタル等)ではなくそれらを支持する部分(胴縁等、コンクリート躯体等)に起因している可能性がある。
    ただし、下地材(ボード等)相互の取合い部に沿って不具合事象が発生している場合は、下地材(ボード等)の施工精度等に起因している可能性もある。
  • 内装タイルは接着剤又はモルタルで下地(ボード等、コンクリート・モルタル等)に留付ける工法が一般的であり、下地の影響を受けやすい。下地の変形等が認められる場合は、それに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 下地に変形等が発生していない場合は、仕上材そのもの、又は下地との留付け状況に起因している可能性が高く、不具合事象及び留付け材料別に以下の原因が想定される。
    ひび割れ等が発生している場合は、モルタル張りの目地部に添っている場合が多く、留付け部分の不備(張付けモルタルの乾燥収縮等)の可能性が高い。はがれ、浮き等が発生している場合は下地との接着不良等に起因している可能性が高い。下地(コンクリート・モルタル等)が十分乾燥していない場合は、接着不良が生じる。ただし、モルタルで留付ける場合は内装タイルと張付けモルタルの接着不良等の可能性もある。
  • 不具合事象の程度が小さい場合は、適切な設計・施工が行われていても発生する軽微な不具合である可能性もある。
設計内容の確認

「内装タイルの不具合事象」が、内装タイル自体に起因する可能性が高い場合は、内装タイルに係る設計が適切に行われているかを確認する。

・確認方法・設計図書(仕様書等)
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16) ((独)住宅金融支援機構監修)
  • 日本工業規格(JIS A5209:2014 セラミックタイル、A5430:2013 繊維強化セメント板)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・下地材の有無構成、
・内装タイルの選択種類、規格使用環境との関係
・内装タイルの断面寸法等厚さ、幅、長さ目地深さとの関係
・留付け材の選択種類、規格下地材、張付け工法との関係
・下地材の選択種類、規格使用環境との関係
・下地材の断面寸法等厚さ、幅、長さ支持間隔との関係
 
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、適切な設計が行われていない場合は、部位を構成する各部材が想定される応力等に対応できないことに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
施工状況等の確認

施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)により、把握できる範囲において、内装タイルに係る工事が設計通りに行われているかを確認する。さらに、不適切な施工が行われていないかを現場において目視等により確認する。

・確認方法 1・書類施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)
・確認方法 2・目視必要に応じ、仕上材の一部をはがし状況等を確認する。
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「建築工事監理指針 平成28年版(第1版)下巻」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16) ((独)住宅金融支援機構監修)
  • 日本工業規格(JIS A5209:2014  セラミックタイル、A5430:2013 繊維強化セメント板)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・内装タイルの選択種類、規格、メーカー
・内装タイルの断面寸法等厚さ、幅、長さ目地深さとの関係
・内装タイルの品質種類、規格、メーカー
・留付け材の選択種類、規格、メーカー仕上材、下地材との関係
・留付け材の寸法等規格張付けモルタル厚との関係
・留付け材の品質種類、規格、メーカー張付けモルタル調合との関係
・下地材の選択種類、規格、メーカー張付け工法との関係
・下地材の断面寸法等厚さ支持間隔との関係
・下地材の品質種類、規格、メーカー
・内装タイルの割付け端部張り仕舞いの補強相互の継ぎ目との関係
仕上面積と伸縮目地の関係
・下地材の割付け仕上材の割付けとの適合
・留付け材の施工方法種類、間隔、道具、工具作業環境と工程
下地処理との関係
・下地材の施工精度全体精度、部分精度目荒し、目違い等との関係
・材料の保管・管理日射、風雨、湿気等からの防護材料の使用期限との関係
*モルタル張りの場合、下地材等の乾燥、作業時の低温等によりモルタルの硬化不良が発生することがある。
*接着剤張りの場合、下地材等が乾燥していないと接着不良が発生することがある。
*下地材等の湿気、アルカリ分及び作業時の低温等に対して適切な措置を必要とする接着剤がある。
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、設計どおりの施工が行われていない場合、又は不適切な施工が行われている場合は、材料の選択不良又は施工不良に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
*内装タイルはモルタル張りの場合、下地(コンクリート・モルタル等)等の乾燥、作業時の低温、モルタル調合の不良、及び下地処理の不備等による張付けモルタルの硬化不良や接着不良が原因で、はがれ、浮き等が発生することがある。また、急速な乾燥収縮が原因でひび割れ等が発生することもある。更に、伸縮目地が適切にとられていないことが原因で、ひび割れ等が発生することがある。
*端部や下地材(ボード等)の継ぎ目の、処理不良及び補強不足等により内装タイルの不具合事象が発生することがある。
*下地材(ボード等)の剛性不足の場合、内装タイルの不具合事象が発生することがある。
・検査機器打診用ハンマー
使用・メンテナンス状況の確認

竣工後に重量物を設置した等、不適切な使用がなかったかを確認する。

・調査方法4 使用・メンテナンス状況の確認」によるほか、以下による。
  • 不具合事象の発生部分及び周辺に重量物、冷暖房器具等があるかを目視にて確認する。
  • 重量物があった場合は、それがいつ設置されたものであるかを居住者へのヒアリングにより確認する。
<調査結果の考え方>
  • 重量物が設置されている場合は、その荷重に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 冷暖房器具等が不具合事象の発生箇所近くに設置されている場合は、温度・湿度の大きな変化に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
・調査結果の考え方は、「内装仕上材のひび割れ、はがれ等 調査方法」の各項目も参照

天然木化粧合板

・ 床
内壁
天井
木 造
鉄骨造
鉄筋コンクリート造
調査対象・下地材(胴縁、野縁等)に直接張る工法の場合仕上材、留付け材、下地材
(上記を支持する部分)
・捨て張りに張る工法の場合仕上材、留付け材、捨て張り、下地材
(上記を支持する部分)
・直張り工法の場合仕上材、留付け材
不具合事象の程度の確認

化粧合板部分のみの不具合で、下地材等に起因していない場合もある。不具合事象の形状や発生状況を把握し、不具合事象の程度を確認する。

・確認方法・目視  ・指触  ・変形等の測定
・不具合事象の確認・ひび割れ ・欠損 ・はがれ、浮き
・破断、その他の変形
その他の不具合事象
・継ぎ目(目地部や端部)の隙間
・不具合状況の確認・箇所・範囲・状況等
・その他の確認・内壁の傾斜 ・天井のたわみ
<調査結果の考え方>
  • 内壁の傾斜、天井のたわみ等の変形が認められる場合は、それに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 複数の化粧合板又は下地材にまたがる破断、その他の変形が発生している場合は、仕上材及び下地材(胴縁、野縁等)ではなくそれらを支持する部分に起因している可能性がある。
    ただし、下地材(胴縁、野縁等)相互の取合い部に沿って不具合事象が発生している場合は、下地材の施工精度等に起因している可能性もある。
  • 化粧合板を下地材(胴縁、野縁等)に直接張る工法の場合は、下地材の影響を受けやすい。下地材の変形等が認められる場合は、それに起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 下地材(胴縁、野縁等)に変形等が発生していない場合は、仕上材そのもの、又は下地材との留付け状況に起因している可能性が高く、不具合事象別に以下の原因が想定される。ひび割れ及び目地部の隙間等の不具合が発生している場合は、化粧合板の乾燥収縮等に起因している可能性がある。はがれ、浮きが発生している場合は、下地材との釘等による留付け不良等に起因している可能性がある。直張り工法では、下地(コンクリート・モルタル等)が十分乾燥していない場合は、接着不良が生じる。
  • 不具合事象の程度が小さい場合は、適切な設計・施工が行われていても発生することがある軽微な不具合である可能性もある。
設計内容の確認

「化粧合板の不具合事象」が、化粧合板自体に起因する可能性が高い場合は、化粧合板に係る設計が適切に行われているかを確認する。

・確認方法・設計図書(仕様書等)
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16)((独)住宅金融公庫監修)
  • 日本農林規格(JAS 合板:2016(天然木化粧合板))
  • 日本工業規格(JIS K6804:2003 酢酸ビニル樹脂エマルジョン木材接着剤、 A5536:2015 床仕上げ材用接着剤)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・下地材の有無構成、捨張りの有無
・化粧合板の選択種類、規格使用環境との関係
・化粧合板の断面寸法等厚さ、幅、長さ支持間隔との関係
・留付け材の選択種類、規格釘等、接着剤併用の有無
・下地材の選択種類、規格使用環境との関係
・下地材の断面寸法等厚さ、幅、長さ支持間隔との関係
*捨張りは下地材に含む
*化粧合板の変形等を予測して目地を取る施工法(目透し張り等)もある。
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、適切な設計が行われていない場合は、部位を構成する各部材が想定される応力等に対応できないことに起因して、不具合事象が発生している可能性が高い。
施工状況等の確認

施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)により、把握できる範囲において、化粧合板に係る工事が設計通りに行われているかを確認する。さらに、不適切な施工が行われていないかを現場において目視等により確認する。

・確認方法 1・書類施工記録(工事状況報告書、材料購入伝票等)
・確認方法 2・目視必要に応じ、仕上材の一部をはがし状況等を確認する。
・参考資料
  • 「公共建築工事標準仕様書 平成28年版(第1版)」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「建築工事監理指針 平成28年版(第1版)下巻」(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修)
  • 「鉄筋コンクリート造・鉄骨造等住宅工事仕様書 平成22年改訂」p150(16)((独)住宅金融支援機構監修)
  • 日本農林規格(JAS 合板:2016(天然木化粧合板))
  • 日本工業規格(JIS K6804:2003 酢酸ビニル樹脂エマルジョン木材接着剤、 A5536:2015 床仕上げ材用接着剤)
  • 建設住宅性能評価関連図書
  • その他の仕様書、基準等
・確認対象仕上材・下地材等確認ポイント(工法により該当する部分を適用)
・化粧合板の選択種類、規格、メーカー
・化粧合板の断面寸法等厚さ、幅、長さ支持間隔との関係
・化粧合板の品質種類、規格、メーカー
・留付け材の選択種類、規格、メーカー釘・タッカ―等、接着剤
・留付け材の寸法等規格化粧合板厚との関係
・留付け材の品質種類、規格、メーカー
・下地材の選択種類、規格、メーカー
・下地材の断面寸法等厚さ支持間隔との関係
・下地材の品質種類、規格、メーカー
・化粧合板の割付け端部張り仕舞いの補強相互の継ぎ目との関係
・下地材の割付け仕上材の割付けとの適合
・留付け材の施工方法種類、間隔、道具、工具釘等と接着剤の併用の有無
・下地材の施工精度全体精度、部分精度継ぎ目の目違い
・材料の保管・管理日射、風雨、湿気等からの防護
*化粧合板は、現場での日射、風雨、湿気等からの防護等が適切に行われないと、材料自身に過大なねじれ、そり及び表層材のはがれ等が発生することがある。長尺で薄い材料の場合はひび割れが発生することもある。
<調査結果の考え方>
  • 上記のいずれかの事項について、設計どおりの施工が行われていない場合、又は不適切な施工が行われている場合は、材料の選択不良又は施工不良に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
*下地材(胴縁、野縁等)、下地支持材(木造躯体、コンクリート躯体等)の乾燥が十分でない場合、化粧合板が湿気を吸い取り、ねじれ、そり等が発生し不具合事象の原因となることがある。化粧合板が長尺で薄いものの場合はひび割れ等が発生することがある。
・検査機器・スケール
使用・メンテナンス状況の確認

竣工後に重量物を設置した等、不適切な使用がなかったかを確認する。

・調査方法4 使用・メンテナンス状況の確認」によるほか、以下による
  • 不具合事象の発生部分及び周辺に重量物、冷暖房器具等があるかを目視にて確認する。
  • 重量物があった場合は、それがいつ設置されたものであるかを居住者へのヒアリングにより確認する。
<調査結果の考え方>
  • 重量物が設置されている場合は、その荷重に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
  • 冷暖房器具等が不具合事象の発生箇所近くに設置されている場合は、温度・湿度の大きな変化に起因して不具合事象が発生している可能性が高い。
・調査結果の考え方は、「内装仕上材のひび割れ、はがれ等 調査方法」の各項目も参照