調査方法編

床
床とは、床版(床スラブ)といわれる水平構面と床下地材・床仕上材を総称していう。床スラブは、床面への鉛直荷重に対して十分な強度や剛性を持ち、地震や風等の外力及び荷重を柱・梁又は耐震壁等の骨組みへ伝える構造部分をいう。
<床スラブ>
鉛直荷重を支持する床板であり、鉛直荷重を周辺の梁へ伝達する役目と建物の平面形を一体に保つ役目がある。共同住宅の床は、上下階の住戸を仕切るもので、構造安全性、耐火性、遮音性等が要求される。
<床スラブの分類>
鉄筋コンクリート造の共同住宅において一般的に使用される床スラブは、以下の3つに大別される。
(1)均質単版スラブ: 配筋後コンクリートを打設し、単版のスラブを形成する最も一般的な場所打ち鉄筋コンクリートスラブ。
(2)ボイドスラブ: 断面の一部を中空にして軽量化を図ったコンクリートスラブの総称。(参考1)場所打ちコンクリート中空スラブやコンクリート二次製品の中空プレテンションコンクリート板などがある。(参考2)
(3)アンボンドスラブ: PC鋼線を緊張材として設け、ポストテンションをかけた場所打ちコンクリートスラブ。(参考1)大スパンのスラブを形成する場合等に用いられる。

床スラブの分類(chord作成)
<床仕上工法の分類>
一般的な床仕上工法は、以下の3つに大別される。
(1)直仕上げ: スラブに直接仕上材を張り付けた工法
(2)木床組仕上げ: 床下地材に木造根太組みを使用した工法
(3)置床仕上げ: 床下地材に既製品の床下地材(乾式二重床工法床下地材又は発泡プラスチック系床下地材等)を使用した工法

床仕上工法の分類(chord作成)
参考1
  • 「建築学用語辞典(第2版)」p23,p676((社)日本建築学会編、(株)岩波書店発行)
参考2
  • 「建築大辞典(第2版)」p1519((株)彰国社編集、発行)