調査方法編

屋   根
屋根とは、小屋組と屋根下地材・屋根仕上材(屋根ふき材)を総称していう。
屋根の第一の機能は、雨や日射等から住宅を守ることである。建物の最上部で雨、雪、風、日射等の影響を受けているため、損耗のしやすい部位である。
屋根の変形は、屋根仕上材のはがれ、ずれ、浮き等の原因となることもあり、これにより漏水につながることもあるため、注意が必要である。
<小屋組の種類>
鉄骨造の戸建住宅において使用される小屋組は以下の様に分類される。
小屋梁形式
ラーメン躯体の梁を小屋梁として形成する形式で、ラーメン構造の場合に使用される。
節点を剛として扱う構造形式であり、各部材には、曲げモーメント、剪断力、軸方向力が生じる。

ラーメン構造(引用1)
トラス形式
各接点がピン接合の弦材と斜材(ラチス)により組まれた梁を架ける形式で、ブレース構造の場合に多く使用される。
節点をピンとして扱う構造形式であり、各部材には、原則として、軸方向力だけが生じる。


トラス構造(引用1)
木造小屋組形式
小屋組を木造とした鉄骨木造併用住宅で小規模な建物に使用される場合がある。
引用1
  • 「鉄骨造入門 設計の基本とディテール 改訂第三版」p12(伊藤高光、古谷幸雄、武田照雄著、(株)彰国社発行)