調査方法編

屋根
屋根とは、小屋組と屋根下地材・屋根仕上材(屋根ふき材)を総称していう。
屋根は、防火性能の確保や、固定荷重および積雪荷重等の外力を下部構造に伝達する等の観点とともに、雨や外気、熱等の外部環境と建物内とを遮断するための防水性と断熱性が必要である。
屋根の変形は、屋根仕上材のはがれ、ずれ、浮き等をもたらし、漏水につながることもあるため、注意が必要である。
<小屋組の種類>
小屋組は、和小屋組と洋小屋組に大別される。
和小屋組は、全体の構造が四角形で構成され(ほとんど斜材がない)、荷重の伝達は垂直材から水平材、あるいはその逆に伝わる構造となっている。
洋小屋組は、細かい部材がトラス(三角形)に構成され、外力に対して変形しにくい剛性の高い構造となっている。

和小屋組の主な種類(例)(引用1)

洋小屋組の主な種類(例)(引用1)
引用1
  • 「新・木のデザイン図鑑」p178~180((株)エクスナレッジ)高橋 昌巳(2009年6月発行)
<木造住宅の屋根>
屋根の形状は建物が建つ地域の気候・風土により、また、屋根の構造や勾配は地域の降雨・降雪量により異なっている。
切妻屋根
大棟から両側に流れを持つもの。両側の流れの長さが同一でない場合は招き屋根という。(引用3)
「住宅の調査と補修 -平成28年度版
住宅紛争処理技術関連資料集-」のCD-ROMをご参照ください
切妻屋根の例図(引用2(一部加筆))
寄棟屋根
四方に流れる屋根のうち、棟を持つもの。降り棟が一点に集中するものは方形という。(引用3)
「住宅の調査と補修 -平成28年度版
住宅紛争処理技術関連資料集-」のCD-ROMをご参照ください
寄棟屋根の例図(引用2(一部加筆))
引用2
  • 「構造用教材」第3版p18((社)日本建築学会)
引用3
  • 「建築大辞典」p407, p1707((株)彰国社)