基礎の沈下を防ぐには
基礎の沈下を防ぐには地盤の状況の把握
基礎の沈下を防ぐためには、適切な基礎の形式・地盤補強方法を選ぶ必要があり、敷地の地盤の状況を把握することが重要です。補強が必要な地盤に、補強工事をしないまま住宅を建てると、基礎の沈下が起こる可能性が高くなります。
地盤の状況の把握のためには、事前調査や敷地内の地盤調査等が行われます。
事前調査と地盤調査
事前調査では、地形(台地・低地等)の確認や、敷地周辺の地盤調査結果の確認等が例としてあげられます。土地取得前の検討段階でも確認可能な情報があり、地盤補強が必要となりそうか等の目安を知ることができます。住宅事業者向け資料P.3に事前調査の例を記載しています。
なお、事前調査は周辺地盤の概要を知る参考となりますが、あくまでも広域的な情報であるため、個別の敷地の地盤状況の把握のためには、敷地での地盤調査が必要といえます。
地盤調査の方法や結果について住宅事業者に確認するとよいでしょう。
基礎の沈下を防ぐには
基礎の沈下を防ぐには注意が必要な土地の例
地盤補強工事や建物の配置計画等の検討が必要となる可能性が高い土地の例を紹介します。
敷地が該当する場合は、地盤の状況に応じた適切な対応がとられているか、住宅事業者に確認するとよいでしょう。
水田、川、沼地を埋め立てた土地
水田、川、沼地を埋め立てた土地は、水分が多い軟らかい地盤(軟弱地盤)で、地盤補強が必要となる可能性が高いといえます。周辺に水田、川、沼地がある場合は、敷地がそれらを埋め立てた土地かどうか確認するとよいでしょう。