雨水は
どこから
浸入
している?

雨水は住宅のどのような箇所から浸入しているのでしょうか。
「住宅瑕疵保険の事故情報」のデータから見てみましょう。

円グラフの構成図は外壁開口部からの漏水29.8%、外壁面からの漏水25.5%、勾配屋根・天窓からの漏水20.0%
雨漏り事故は、木造の新築住宅での保険事故のうち95.1%を占め、その内訳(雨水の浸入箇所)を見るとサッシ回り等の「外壁開口部」や「外壁面」が多く、次いで「勾配屋根・天窓」が多くなっています。
  • グラフの住宅瑕疵保険の事故情報は、保険対象である「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」に起因する事故をカウントしたものであり、それ以外に起因する事故はカウントしていません。
  • 住宅瑕疵担保責任保険法人5社と住宅リフォーム・紛争処理支援センターとで共同利用する瑕疵保険の事故情報データベースによる2009年~2022年12月の累積データ(木造の新築住宅 約16,000件)の集計結果(部位と不具合が確認できなかった件数を除外)。
  • ここでいうバルコニーとは下階に室がないものを指し、ルーフバルコニーは下階に室があるものを指します。

住宅瑕疵保険とは

新築住宅を供給する住宅事業者(建設業者・宅建業者)は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(住宅品確法)により、住宅の構造耐力上主要な部分及び雨水の浸入を防止する部分(※)について10年間の保証責任を負っています。これらの部分に瑕疵(欠陥)が見つかった場合には、住宅事業者が、補修の費用を負担する等の責任を果たさなければなりません。これを「瑕疵担保責任」と言います。

一方、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」(住宅瑕疵担保履行法)により、住宅事業者が上記の「瑕疵担保責任」を確実に履行するために、保険又は供託の仕組みを使うことが求められます。このうち、保険の仕組みを「住宅瑕疵担保責任保険(住宅瑕疵保険)」といい、国が指定する「住宅瑕疵担保責任保険法人」により提供されています。

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