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紛争処理の実施状況
紛争処理の実施状況
紛争処理の実施状況(2024年3月31日現在)
紛争処理の申請及び終結状況は次のとおりです。
1.申請状況
- (1)申請受付件数の推移
- (2)紛争処理手続種別
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制度開始からの申請受付合計件数2,303件のうち、96.9%(2,232件)が調停によって紛争処理が行われています。
2.終結状況
2023年度において164件の事件が終結し、制度開始後の終結事件件数の累計は2,183件となりました。そのうち54.3%(1,185件)が、調停等の成立により解決しています。
紛争処理の傾向と特徴
終結した紛争処理事件の傾向や特徴は次のとおりです。
(1)から(4)は2024年3月31日までに終結した紛争処理事件2,183件について、(5)は2023年3月31日までに終結した紛争処理事件2,019件について、それぞれ分析したものです。
- (1)住宅種別
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住宅種別は、「戸建注文」が最も多く、次いで「戸建分譲」、「共同分譲」となっています。
- (2)住宅の引渡しから紛争処理申請までの期間
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住宅の引渡しから紛争処理の申請までの期間は、全体の68.3%が、3年未満となっています。
- (3)紛争処理に要した期間・審理回数
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紛争処理に要した期間を見ると、最も割合が多いのは「3カ月以上6カ月未満」であり、平均処理期間は7.7カ月となっています。
審理回数は5回までが67.7%を占めており、平均審理回数は4.7回となっています。
- (4)解決希望内容と終結事件の解決内容
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申請時の解決希望内容は、「修補」が最も多く、次いで「修補と損害賠償」、「損害賠償」となっています。
終結事件のうち調停等により成立した事件(1,185件)の解決内容は、「修補」と「損害賠償」の順に多く、次いで「修補と損害賠償」となっています。
- (5)紛争処理の争点になった主な不具合事象
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紛争処理の争点になった主な不具合事象を戸建住宅と共同住宅に分けると下図のようになります。
戸建住宅は「ひび割れ」、共同住宅は「はがれ」が多くなっています。
※グラフ等の割合(%)は、四捨五入等の結果、合計しても100%にならない場合があります。