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共同住宅編

3. リフォーム事例6

リフォーム工事に不具合が多く、補修工事がいつまでも続いている。損害賠償を請求したい

回答

リフォーム業者への損害賠償請求は可能。
一方、不動産会社への請求は難しい。

住まいるダイヤル相談員

築後35年の経年劣化は目に見えない部分にも及んでいる可能性があります。まずは、契約したリフォーム工事に、分電盤の交換や設備配管の劣化調査などの内容が含まれていたかどうか、契約書面を確認してみてください。本件の問題点の多くは、リフォーム業者が適切なリフォーム工事をしていれば避けられた事象ばかりであると思われます。損害の発生原因が適切なリフォーム工事がなされなかったことにあるとすれば、リフォーム業者への損害賠償請求が可能です。補修工事に立ち会うために会社を休まざるを得なかった損害の請求については、リフォームを巡る争いが新築住宅と比較して少ないこともあり、明確な基準がありません。仲介の不動産会社は、リフォーム業者を紹介したことが、その業者が損害を与えた場合の賠償義務を保証したものとはみなされないので、不動産会社への損害賠償請求は難しいでしょう。

さらに、アドバイス!

  • ユニットバスからの異臭は、排水トラップの封水切れ※1が疑われます。一度専門家に見てもらうことをおすすめします。
  • 不具合が起きたときは現象の記録を残しておきましょう。写真や音声など、スマホでOKです。
  • 中古住宅の購入を検討する際に建物の状況調査(インスペクション)※2の利用を検討しましょう。
※1 排水トラップの封水切れ:排水管の臭気やガスなどを遮断するためにたまっている水がなくなっていること。 ※2 建物状況調査:専門家が調査を行い、住宅の劣化、不具合の有無などを調査するもの。

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