住まいるダイヤルで受け付けた電話相談のなかから、消費者の皆様に参考となる相談事例を紹介したものです。

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太陽光パネル(太陽電池モジュール)を取り付ける際、外壁に穴をあけられた

相談ID:431

Q:  今年、自宅を新築し、11月に太陽光発電設備業者に依頼して、太陽光発電パネルを屋根に設置してもらいました。発電設備には問題はないのですが、設置工事後に玄関外の壁に黒光りする箇所があることに気がつきました。太陽光発電設備業者にきいてみると、はしごを固定するために外壁に金具を取り付けた際にあけた穴をパテ埋めしたところであることがわかりました。新築住宅なのに勝手に外壁に穴を開けたことに対して苦情を伝えると、「説明はしたし、説明書にサインももらっています」と言います。もしかすると、説明はあったのかもしれませんが、私は素人なので専門用語で説明されても理解できなかったのだと思います。
色々と交渉した結果、この住宅の新築工事を行った建設業者が補修をし、その費用を太陽光発電設備業者が負担するということになりました。しかし、近所の家で別の太陽光発電設備業者が行っている工事を見ていると、外壁に穴を開けずに何か道具を使ってはしごを固定していることがわかりました。
太陽光発電設備業者に、新築住宅に傷を付けられたことに対して何らかの慰謝料を請求したいと考えているのですが、可能でしょうか。
A: 太陽光発電パネルの設置契約をする際に、十分な説明をせずに外壁に穴を開けたのであれば、取り付けた太陽光発電設置業者の責任を問うことは可能でしょう。ただ、建築紛争についての慰謝料請求は、欠陥によって生活に不都合が生じている場合などには認められる場合がありますが、パテ埋めできる程度の大きさの穴であり、いったんは了承したと推認される書面があるのであれば、新築である点を考慮しても、慰謝料請求が認められる可能性は相当低いと思われます。
また、近隣の家の工事とは、その内容が異なりますので、比較することにあまり意味はないでしょう。
今回は、新築工事を行った建設業者が補修をし、その費用を太陽光発電設備業者が負担することになったということですので、きちんとした補修を行い、雨漏り等の不具合が生じないように施工の様子を確認しましょう。
補修工事の施工にあたっては、雨漏り等を防止するため、国土交通省が平成22年5月17日にとりまとめた「既存住宅売買及びリフォーム工事における瑕疵担保責任保険施工・検査基準(住宅用太陽電池モジュール設置工事編)」を参照することをおすすめします。
※既存住宅の瑕疵担保責任保険 施工・検査基準(住宅用太陽電池モジュール設置工事編)
  http://www.mlit.go.jp/common/000114507.pdf

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