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外構工事が雑なので解約したい。デメリットはあるか。

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ご相談内容

相談年月:2012年5月

 昨年、新築住宅の引渡しを受け、続いて同じ工務店に外構工事業者を紹介され、工務店の下請契約を締結し工事に入りました。工事が進むにつれて施工が雑で、とてもこれから先の工事を任せる気がなくなりました。私としては解約をしたいのですが、どのようなデメリットがあるのでしょうか。契約金額は300万円の契約で、既に半額は支払い済みです。

回答

 外構工事は請負契約の一種なので、完成前であれば注文者側の都合でも解約することはできます。但し、この場合相手方の損害を賠償した上で契約を解消することになります(民法第641条)。
 賠償すべき額は、これまでに業者が要した費用と、解除されなければ得られた利益の合算額となります。思ったより高くなる可能性があります。
 そこで、施工の雑さだけでなく、雑な施工により瑕疵ある外構が完成するという事実まで指摘できないか検討するために、建築士等の専門家に現地を確認してもらうことが適切です。ただし、費用を要することなので、まずは写真を見てもらうなど、費用を抑える方法で意見を求めることを考えるとよいでしょう。
 さらに、契約を解消した後、途中の工事を引き継ぐ施工会社を探す場合は、契約関係を清算した上で行わないと、トラブルになることがありますので、注意が必要です。

相談ID:561

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