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リフォーム工事に不具合が多く、補修工事がいつまでも続いている。損害賠償請求したい。

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ご相談内容

相談年月:2013年1月

築後35年になる中古マンションの一室を購入し、仲介の不動産会社から紹介された業者にリフォーム工事を頼みました。内容は全室の内装工事と、キッチンや浴室の設備交換でした。しかし約束の引渡日には、脱衣場とユニットバスのドアの工事が完了しておらず、入居後にも工事が続きました。また、新しく設置したユニットバスから異臭がしたり、トイレの照明が点かなかったり、通信回線の配線間違いでパソコンが使えなかったりして、3回も配線工事をやり直しました。現在もまだ室内ドアの補修が残っており、しばらく工事が続きます。リフォーム業者は、苦情を言えば修理に応じてくれますが、私は心のやすまる暇がなく、たいへんストレスを感じています。職人の来る日は仕事を休まなくてはならず、経済的な損害も被っています。リフォーム業者に対して損害賠償を請求できないでしょうか。また、このようなリフォーム業者を紹介した不動産会社に責任は問えないでしょうか。

回答

築後35年経過していれば、どんな建物でも様々な箇所が老朽化していると思われます。電気系統や設備配管など、目に見えない部分にも傷みが生じている可能性がありますので、リフォーム業者は細部にまで気を配って、工事内容の提案をすべきだったと思われます。電気配線や容量を確認して分電盤の交換を検討したり、設備配管の劣化調査を行なったりする必要があったかもしれません。契約したリフォーム工事に、こういった内容が含まれていたかどうか、契約書面を確認してみてください。
ユニットバスからの異臭は、トラップの封水切れ(※)が疑われます。排水経路が水でしっかり遮断されていないと、異臭や害虫等に悩まされることがありますので、一度専門家に見てもらってはどうでしょう。
本件の問題点の多くは、リフォーム業者が適切なリフォーム工事をしていれば避けられた事象ばかりであると思われます。損害発生の原因が適切なリフォーム工事がなされなかったことにあるとすれば、損害賠償請求が可能です。補修工事に立ち会うために会社を休まざるを得なかったということについては、リフォームを巡る争いが新築住宅と比較して少ないこともあり、明確な基準がありません。
仲介業者は、今回の業者を紹介したことが、その業者が損害を与えた場合の賠償義務を保証したものとはみなされないので、損害賠償請求は難しいでしょう。

※トラップの封水切れ:排水管の臭気や衛生害虫を遮断している水が無くなっていること。

相談ID:600

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