雨漏りが疑われる事象・雨漏りに気づいたら
雨漏りが疑われる事象を早期に見つけることは、不具合の深刻化を防ぐことにつながります。
雨の降っている日や翌日、台風や集中豪雨の後にチェックするとよいでしょう。
雨漏りが疑われる事象
「天井からぽたぽたと水滴が落ちる」「窓・玄関ドア等のサッシ回りに水滴が出てくる」といった現象以外に、軒裏や天井・壁等の「水染み」も、雨漏りが疑われる事象の例としてあげられます。
特に雨が降っている日や翌日、台風や集中豪雨の後には、雨漏りが疑われる事象が現れていないか、住宅の外部・内部をチェックしてみるとよいでしょう。
チェック箇所の例
住宅外部軒・庇・バルコニー床の裏側
軒・庇・バルコニー床の裏側に水染みがないか確認しましょう。

雨どい・ドレンの近くに水染みがある場合
落ち葉等による詰まり、雨どいの勾配不良、ドレン回りのひび割れ等の原因で、溢れた雨水が軒やバルコニー床の内部に浸入している可能性があります。無理のない範囲で雨どい・ドレンに詰まりがないかを確認し、可能であれば詰まりを取り除きましょう。
住宅内部内壁・天井、窓・玄関ドア回り
室内の壁・天井、窓や玄関ドア等の回りに水染みがないか確認しましょう。

内壁・天井に水染みがあり、
その裏側が屋外(外壁・屋根・バルコニー等)の場合
雨漏りの可能性が高い

窓・玄関ドア回りの室内枠に水染みがある場合
❶室内枠の下部の水染み
窓ガラスの結露の可能性が高い
❷室内枠の上部の水染み
雨漏りの可能性が高い
その他見落としがちなこんな場所も
床下点検口や天井点検口がある住宅の場合は、点検口から床下や天井裏・屋根裏をのぞいて、状態を確認してもよいでしょう。いずれも暗いので、のぞく際は懐中電灯やスマートフォンのライトなどで照らすと確認しやすくなります。
床下は、キッチンの床下収納庫などを外すとのぞくことができる場合もあります。床下の木材に水染みができていないか、床下に水がたまっていないか等を確認してみましょう。雨漏りが疑われる事象以外にも、腐朽※1や蟻害※2が発生していないか併せてチェックしてみてもよいでしょう。
腐朽:腐食による劣化。白・褐色等の木材表面の色の変化、内部がスカスカになる・柔らかくなる等の変化が起こる。
蟻害:シロアリが木材を食い荒らすことにより、木材内部が空洞化してしまう被害。蟻道(シロアリの通路)ができていないか確認するとよい。
天井裏・屋根裏は、押入れ上部からのぞくことができる場合もあります。天井裏・屋根裏の木材に水染みがないか等、状態を確認してみましょう。ただし、天井裏・屋根裏の確認は特に危険なので、十分に安全な足場が確保できない場合等は無理をせず、住宅事業者等の専門家にまかせましょう。
雨漏りに気づいたら

雨漏りと思われる不具合に気がついたら、まずは新築時の住宅事業者へ連絡して相談しましょう。
雨水の浸入箇所や原因等の調査は住宅事業者等の専門家が行いますが、相談にあたって雨漏り発生の状況(場所や事象、大雨の後であるか等)を整理しておくことも重要です。
なお、住宅に関することであれば、「住まいるダイヤル」でも相談を受け付けています。
雨漏り以外の原因かも?
雨漏りと似た不具合・事象(水染み等)が、雨漏り以外の原因で生じることがあります。
気になる事象を見つけたら、雨漏りと同様にまずは新築時の住宅事業者へ連絡して相談しましょう。
雨漏り以外の原因1設備機器・配管(給排水・空調等)からの漏水
トイレ・浴室・洗面・台所の水回り設備やエアコン等の空調設備の機器・配管からの漏水が発生している場合、雨漏りと似た不具合・事象が生じることがあります。
設備機器自体の故障のほかに、配管の接続や経路(排水の勾配が緩い等)に不備がある場合も、漏水や排水不良が発生します。近年、猛暑によりエアコンの稼働率が高まり、ドレンホースの詰まり・接合部分のはずれ等によって、漏水が発生するケース等も見られます。
雨漏り以外の原因2結露
冬の窓ガラス等に発生する結露が、住宅の内部でも発生することがあります。
結露によって生じた水滴がすぐに住宅の不具合につながることは少ないですが、水分が乾かずに長期間住宅内部に留まると、雨漏りと似た不具合・事象が生じることがあります。
散水試験等で雨漏りの原因が特定できない場合は、結露による水分蓄積が原因の不具合かもしれません。











