住まいるダイヤルで受け付けた電話相談のなかから、消費者の皆様に参考となる相談事例を紹介したものです。

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ヒートポンプ給湯機の低周波による室内の振動音が気になり住み続けられなくなった。

相談ID:682

Q:  新築木造2階建て注文住宅です。引渡し直後から寝室を含めたすべての部屋で振動音がするため眠ることができず、住み続けることが難しい状況で、現在はやむを得ず空き家にしています。
新築業者に申し入れましたが、対応が悪く、原因すら分かりませんでした。そのため、別の測定業者に調査を依頼したところ、1階浴室の横に設置されているヒートポンプ給湯機からの低周波が原因であることが分かりました。
新築業者に対して給湯機の移動または交換を求めたいのですが、どうすればよいでしょうか。
また、住むことができない期間の仮住まい費用の請求は可能でしょうか。
A:

家庭用ヒートポンプ給湯機に関する苦情のひとつに、低周波音があります。

ヒートポンプ給湯機について、施工業者が事前に誤った説明(据付説明書と異なる設置でも問題ないというような説明)をしていたり、給湯機自体の据付説明書に記載された方法と異なる設置を行っていたりした場合には、その責任を問える可能性があります。しかし、施主が特に希望して設置場所を決定していた場合は、責任を問うことは難しくなります。

ヒートポンプ給湯機の屋外機と建物の位置関係がどのような関係なのかを確認した上で、給湯機を移動させる場合、据付説明書の記載を再度よく確認して、それに基づいた設置となるようにするとよいでしょう。業界団体が据付ガイドブック(※)を発行していますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。当該ガイドブックによると、施主や隣接する近所の寝室の傍に設置することは避けること、近辺に窓や床下通気口など音の侵入口があれば極力距離を置いて設置すること等が推奨されています。

また、低周波の出にくい給湯機へ交換することが考えられます。

施工業者と協力して、給湯機の移動や交換が可能か、仮住まいにかかる費用負担をどうするかを相談して、改善に向けて交渉してはいかがでしょうか。

なお、保険付き住宅または評価住宅の場合は、専門家相談により弁護士や建築士の意見を聞くことができますので、確認してください。図面や写真などをお持ちのうえ、改善策や今後の対応について相談されてはいかがでしょうか。保険付き住宅でも評価住宅でもない場合は弁護士会の法律相談などを利用し、法律の専門家に意見を聞いてみることをおすすめします。

 

※「騒音等防止を考えた家庭用ヒートポンプ給湯機の据付けガイドブック」(一般社団法人日本冷凍空調工業会)

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