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築35年の中古住宅を購入したが、排水管が度々詰まる。売主が十分な対応をしないが責任を問えるか。

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ご相談内容

相談年月:2024年4月

 築35年の在来工法木造2階建て住宅を2023年に購入しました。既存住宅売買瑕疵保険*に加入しています。入居後半年間で、3回程排水管の詰まりが発生しました。
 清掃を依頼した業者からは、屋外の地中排水管が詰まりやすくなっているのだろうと言われました。原因は排水管の勾配不足の可能性や地中横引き配管の土被り厚不足等の施工不備があるのではないかと考えています。売主に申し入れると、一部は補修対応するが、それ以外は対応しないといいます。
 売主に責任を問いたいのですが、どのようにしたらよいでしょうか。

回答

【弁護士の助言】

 契約書にも重要事項説明書にも排水のトラブルはないと記載されていますが、3か月ごとに排水枡が詰まり、基本的な日常生活に支障が生じている状態にあると考えられるため、売主に契約不適合責任が発生する可能性は高いと思われます。売主とのコミュニケーションは取れているとのことですので、交渉による解決を目指し、交渉による解決が難しいようであれば、住宅紛争処理を利用するとよいでしょう。


【建築士の助言】

 日常生活の排水の要である排水管や桝は見え隠れになっているので、確認の際の盲点となっています。写真によれば桝のコンクリートの経年劣化が著しく、設置から30年以上経過している場合は、配管類の全面交換を検討する時期と言われているので、見直すのは遅くありません。また、通常の清掃の頻度も半年~1年ごとと厳しく求められることもあり、管理上の留意事項にあたります。いずれの場合も専門家の立ち合いとその記録を保存しておくとよいでしょう。長期的な視野に立って、地方自治体における排水設備要綱などに沿って排水設備の管理に力を入れていくとよいでしょう。

 

参照条文:民法562、563、564・415、564・541条

*「既存住宅売買瑕疵保険について(住宅瑕疵担保制度ポータルサイト内)」国土交通省住宅局参事官(住宅瑕疵担保対策担当)付
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutaku-kentiku.files/kashitanpocorner/consumer/existing_housing.html

相談ID:714

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