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3階建て住宅の玄関の結露と水漏れ

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ご相談内容

相談年月:2001年3月

1999年、RC造3階建て住宅を建てました。設計監理を地元の設計事務所に頼み、その事務所の紹介で施工業者を選びました。入居1年後くらいから結露がひどく、窓ガラスが真っ白になるくらい結露が発生します。自費でペアガラスに変更しましたが、あまり改善されません。玄関の土間にはどこからか水が流れてきて、いつも湿っている状態です。雨の日やその翌日には10cmもの水がたまることもあります。南側の居室のサッシまわりからは、赤錆のまじった水がたれてきます。玄関付近の内壁には黒いカビがびっしりはえてしまいました。
施工業者にはその都度申し出ていますが、これらの現象はすべて結露であると言います。「設計者の能力が低く、その設計者を選んだ施主にも責任がある」と開き直っています。また、原因を突き止めようともしないまま、玄関の土間のタイルを張りなおし、内壁クロスも張り替えると言います。設計者と施工業者は何やら話し合っているようですが、私には教えてくれません。業者の言うように修補をしても、また同じことがおきるのではないかと不安です。どうしたらいいのでしょうか。

回答

結露とは、室内の水蒸気が飽和温度以下の面に触れて水滴となって付着する現象を言いますが、その原因は居住者の「住まい方」を始め、断熱方法や施工方法などにも関係します。玄関の土間に水がたまるほどの状態でありながら、業者は結露だと言っているようですが、地下水位の問題も考える必要があるでしょう。原因を究明せずにタイルを張り替えても、再び同様の現象が発生するおそれがあると思われます。また、カビは、居住者の健康に影響を与えるので、施工業者がいつまでも原因を調査せず、設計者も業者寄りであると考えるのであれば、第三者の専門家に住宅の調査をしてもらってはどうでしょうか。
契約書上の保証期間は、引渡し後1年から2年間程度とされているものが多いですので、早急に調査をした方がよいでしょう。調査にあたっては費用が発生しますので、その点も施工業者とよく話し合っておく必要があります。
調査の結果、設計に瑕疵があると判断された場合には設計事務所が、施工に瑕疵があると判断された場合には施工業者が、それぞれ損害賠償等の責任を負うことになり、設計と施工の双方に瑕疵があると判断された場合には、両者が連帯して損害賠償責任を負うことになります。また、工事監理に瑕疵があると判断された場合には、設計事務所がその範囲で施工業者と連帯して損害賠償責任を負うことになります。

相談ID:8

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