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建築基準法違反の木造3階建て住宅

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ご相談内容

相談年月:2001年2月

去年2月に完成した木造3階建て建売住宅を、6月に購入・入居しました。
しばらくして壁クロスの亀裂に気づき売主に連絡すると、壁クロスの亀裂は柱の割れが原因であり、下地プラスターボードの亀裂部にパテ処理し、クロスを張りなおせば済むと説明されました。当方としては柱の割れは建物強度に影響を及ぼすと考え、構造上の不安を感じたので構造計算書の提出を求めると(設計監理を専業とする建築関連団体に相談した際に、構造計算書の必要性を説明されました)、そのようなものはないと言います。また、この建物は確認申請を受けた建物と違う建物であり、そのことは重要事項説明書に特記事項として記載されていたはずとも言われました。
売主にこの建物の安全性の確認作業を要求していますが、費用負担をする気はないとの売主の回答でした。これからどうすればよいのでしょうか。

回答

当該建物は、建築確認を受けていない建築基準法違反の建築物であると思われます。さらに、3階建てで構造計算もされていない可能性があるとなると単なる法令違反だけでなく、構造上の安全性に大きな疑いがあります。建物の安全性確認には、必要とされる場合の構造計算書、構造図と施工内容が一致しているかの技術的な確認をする必要があり、既に相談に行かれた建築関連団体等の専門家の協力が不可欠でしょう。
また、建物が建築基準法に違反し、構造上の安全性を欠いている恐れがあること、売主に安全確認作業を行う意思がないことから、専門家による法的判断も必要と思われます。
建築士の協力をあおぐだけでなく、次に紹介する弁護士会で法律相談も受けるようにしたらよいでしょう。

相談ID:34

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