基礎のひび割れの補修と保証期間
ご相談内容
相談年月:2001年1月
2年前の7月、新築注文住宅の引渡しを受けました。同年10月に基礎にひび割れがあるのに気づきました。ほとんどのひび割れは幅2mm以下ですが、いくつかは内部まで貫通しており、あわせて50数箇所もあります。翌年3月の6ヶ月点検のとき、施工業者は管理の不行き届きを認めました。5月に施工業者負担で第三者の専門家の検査を受けた結果、エポキシ樹脂注入により補修工事をすることになりました。同年12月に補修工事をしましたが、上手く充填できず再度工事をすることになっています。
基礎のコンクリートの強度が確保できているかどうか心配なので、施工業者に保証期間の延長を求めたところ、工事終了後は社内規定通りの10年(10年後にチェックしてさらに10年)しか保証できないと言います。施工業者は良心的に対応しているとは思いますが、口頭で大丈夫と言うばかりでは不安です。どうしたらよいのでしょうか。
回答
基礎のひび割れの補修方法としてエポキシ樹脂注入工法自体は問題があるわけではありません。
ただし、コンクリートの強度が心配であれば、補修工事前にコンクリートの強度について公的機関の非破壊検査(コンクリートテストハンマーで強度を測定する)等により、安心できるレベルが確保されているかどうかデータを提出してもらうよう施工業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
相談ID:43
参考になりましたか?