トップページ 相談事例を探す 基礎鉄筋の被り厚さ不足の補修方法
  • 電話相談事例

基礎鉄筋の被り厚さ不足の補修方法

  • 新築工事
  • 戸建
  • 請負契約
  • ひび割れ(キズ・欠け)
  • 劣化・腐食(錆び)
  • 基礎
  • 修補(補修)
ご相談内容

相談年月:2000年12月

10年前に建築したコンクリ−トプレハブ住宅について、基礎の鉄筋が錆びて、亀裂と剥離が生じていることが判明しました。民間の調査機関で基礎全体の80%を調べてもらったところ、そのうちの約50%の鉄筋に被り厚が不足しており、ひどいところは被りが1cm以下の部分もありました。
施工業者は、亀裂と剥離の現状から、当初、補修方法として基礎コンクリートの増し打ち工法を提案してきましたが、美観に配慮した補修方法を依頼したところ、樹脂モルタル塗りを提案してきました。これは、鉄筋の防錆処理とコンクリ−トの中性化防止をした後に、樹脂モルタルを注入し、その上にタイル張りを行うものです。補修の手法や仕様は詳細に書かれていますが、これで本当に良いか、適切な助言が欲しいと思っています。

回答

当初、補修方法として施工業者は、基礎コンクリ−トの増し打ち工法を提案してきたようですが、本社と確認し美観も考慮に入れた結果、樹脂モルタル注入した上、仕上げにタイルを張り、コンクリ−ト被り厚さに加味する考え方の工法に変更したものと推測できます。
補修の手法や仕様を電話で聞く限りでは、建設大臣官房官庁営繕部監修(現国土交通省大臣官房長官庁営繕部監修)の改修法を採用している様なので、これを完全に行うのであれば信用して改修させることも良いと考えられます。念のため、補修後に再度亀裂や剥離が生じた場合に備えて、後日に問題が発生した場合の対応に関する覚書・確約書を交換しておいてはどうでしょうか。

相談ID:61

参考になりましたか?

チャットでご相談

チャットサポート