マンションの改修工事について
相談年月:2000年6月
60世帯が入居している、7階建てRC造の築32年のマンションに住んでいます。このたび、給排水管の点検をしたところ、業者から「かなり老朽化しており、管のいたるところにコブがある。残存期間は6ヶ月位だが実質ゼロ。早く補修工事をしないと冬には水が使えなくなる。」と言われました。管理組合で見積りをとったところ、工期1年で費用1億2千万円とのことでした。
あまりに高いと思い、別な業者からも見積をとるべきだと理事会で要求したところ、理事長は、「いまどき1億円ぐらいの工事で相見積りをとるなんておかしい。この業者に決めるべきだ」と言っています。
この業者は建設会社の関連の子会社で、理事長はここの顧問をしているとのことですが、どうしたらいいのでしょうか。
60世帯、1億円の改修工事といえば、かなり大きな工事です。少なくとも3〜4社くらいから相見積りをとることをおすすめします。
まず、理事会で話し合いの時間を持ち、見積りをとる業者の選定をして改修工事の内容や価格をこまかく検討したらどうでしょうか。もし住人の中に、建築に詳しい方がいたら、話し合いの輪に入ってもらうこともいいでしょう。
業者との交渉の過程は理事会でひとつひとつ確認し、文書に残し、情報は住民全体で共有することにしてみてはいいかがでしょうか。
相談ID:180
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